晩秋のサビキ釣りを楽しもうと、11月13日に三重県四日市市の四日市港へ出かけた。日曜日なのに天気予報は雨。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
四日市港でサビキ釣り
日曜日なのに天気予報は雨。ガッカリしていたが、昼前まではサオが出せそうな予報に変わってきたので、晩秋のサビキ釣りを楽しもうと11月13日に三重県四日市市の四日市港へ出かけた。
まだ薄暗い日の出前に到着すると、すでに数人の釣り人の姿が見える。しばらく様子を見て回る。ルアーやブッコミ、サビキ釣りでサオを出しているが、魚は上がっていないようだ。港内には所々に救命用具が設置されて安心だが、各要所には車両進入禁止の区域もあるので注意が必要だ。

当日の四日市港の潮は中潮で満潮が午前8時46分。雲の切れ間から日が出て明るくなってくると、次々に釣り人がやってくる。上げ潮狙いで雨が降るまで楽しもうと皆さん同じ考えのようだ。

当日の仕掛け
サビキ釣りをしている人の間に入ってサビキ釣りの準備をする。プラスチックカゴにアミエビを詰めてサオ下にスルスルと投入。アジを期待して低層狙いだ。

サッパ(ママカリ)トリプルヒット
着底したらリールを2回巻き、腕いっぱいサオをしゃくってプラスチックカゴからアミエビを振り出して魚を寄せる。周りのサビキ釣りの人にもアタリがないようなので、投入を繰り返してアミエビを出し続ける。タナも2巻きずつ上げていく。
隣の釣り人のサオが曲がってサッパ(ママカリ)がポツリポツリと上がりだした。サオをしゃくってアミエビを出した後も軽くサオを上下しながら仕掛けを揺らしてアピールしていると、ブルブルとサオ先から手にもアタリが伝わってきた。仕掛けを上げると上のハリにサッパが1匹掛かっていた。
今度はタナをさらに2巻き上げて誘うと、中ほどのハリに1匹のサッパがピチピチと魚体をくねらせて上がってきた。次投から同じタナをキープして狙うと、ヒットするが魚影が簿いのか1匹ずつだ。トリプルヒットは1回だけだが重量感たっぷりの引きを楽しめた。

メバルがダブルヒット
どんどん潮が上げてくると表層にボラの群れが現れた。目の前で元気いっぱいにピョンピョンとジャンプを繰り返す。魚の生命反応に期待したがアタリは消えてしまった。魚は沈んでしまったのか。アジ狙いも兼ねて、もう一度低層へ仕掛けを落とす。

低層を攻めたがアジの反応がないので徐々にタナを上げていくとサッパのアタリが復活。サビキ釣りの醍醐(だいご)味である多点掛けはないが、ポツリポツリと1匹ずつゲットしていく。
当日の最終釣果
やがて満潮止まりの時間となり、13~16cmのサッパ24匹をゲットしてサオを納めた。雨に降られずラッキーだった。

四日市港入口にある木々の下の色とりどりの落ち葉を眺めながら、急激に水温が下がらなければしばらく晩秋のサビキ釣りは楽しめるかなと思いながら帰路についた。

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>
▼この釣り場について四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年12月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 四日市港のサビキ釣りでサッパ24匹 多点掛け少なく単発拾い釣りに first appeared on TSURINEWS.