伊豆稲取では、水温が上昇し、潮が引くタイミングに合わせて、アクセスしやすいゴロタ磯が釣り場として最適。釣り経験が浅い方でも十分に楽しむことができ、初心者にもおすすめの釣り場です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
伊豆エリアでムラソイ狙いのライトゲーム
志津摩海岸は、伊豆稲取の南側に位置し、駐車場や公営プールが整備されているため、家族連れや女性の方々も安心して釣りを楽しむことができます。ここは、大きな石が点在するゴロタ磯と、中サイズの岩で形成された場所で、今回は低気圧の影響で波が高い状況でした。
水温は16~18度と少し変動がありましたが、この場所は通常、北東の風が吹いても比較的静かな場所で、今回は南西の風の中で釣りを行いました。
当日のタックル
今回の釣行で使用したタックルには、XESTAのブラックスターB53-Sやシマノのベイトリールなどがあります。ラインはDUELのアーマードF+プロ0.8とTX8の0.8号を使用し、リーダーには3号を選びました。
釣行開始
当日は晴れ後曇りで、時々小雨が降る不安定な天気。潮は大潮後の中潮で、通常よりも少し引いた状態でした。
予定よりも潮位が高く、波が高かったため、目指していた場所にはたどり着けませんでしたが、浅瀬でもムラソイが見られることがありますので、潮と波を見極めながら釣りを開始。
海藻が波によって動かされる瞬間に見える岩や、海水に覆われる岩が露出している場所の陰など、暗い場所を探し出し、XESTAのバレットリブヘッド3.5号やがまかつの3.5号ジグヘッドなど重めのジグヘッドを使って穴に落としてリフト&フォールで狙うことに。
使用したワームは、XESTAのクリ-ピーホッグやエコギアのグラスミノーS、バグアンツ2.0インチなど、シャッド系、クロー系を用意しました。
ファーストヒットはカサゴ
まずはエコギアのグラスミノーSを使用し、暗い石が重なる場所へジグヘッドリグを落として誘います。1つの場所に留まらず、最初の誘いか数回の誘いで反応がなければ、すぐに場所を変えることが重要。穴の中に魚が居る場合は、早めに反応が見られることが多いです。
波打ち際を移動しながら穴を探し、約15m進んだところで「ゴツン!グググー」という強い反応を得ました。合わせるタイミングを見計らい、魚をすばやく穴から引き出します。硬めのロッドでドラグをロックして引っこ抜く方法だと、魚を穴の奥へ逃がさずにすみます。
釣り上げたのは、カサゴでした。ムラソイも同様に、磯の香りが強い魚とされています。記念撮影をして、魚を海に戻し、釣りを続行します。
ムラソイの全員安打に成功
最終的にはムラソイを含む5匹を釣り上げることに成功。磯を進みながらワームの種類を変え、効果的に魚を誘うことがポイントでした。
同じ場所に固執せず、時間を置いてから異なる種類のワームで再度トライすることも、成功の秘訣です。
同行した甥っ子も手際よくムラソイを釣り上げ、皆で安打を達成しました。
これからの季節、外気温が暖かくなり、水温も上昇すると、魚が岸に近づき、釣りやすくなることが予想されます。水深が浅い場所でも魚が顔を見せることがあり、釣りが一層楽しくなるでしょう。
地元ではこの釣りを楽しむ人が少ないため、反応がないことはほとんどありません。
安全に配慮した釣りを心がけよう
磯での釣りでは足元の安全に注意が必要です。海藻によって滑りやすくなっているため、ライフジャケットの着用も推奨します。
ワームやジグヘッドなどをポケットに収納できると便利です。ムラソイやカサゴなどの魚を扱う際は、尖った背びれに注意が必要です。偏光サングラスも釣りにおいて有効なアイテムで、目の保護にも役立ちます。
これからの季節、楽しいターゲットとして磯遊びをぜひお楽しみください。
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<野中功二/TSURINEWSライター>