釣れたらさっさと帰るのがセオリーの私。しかし釣友からのオールナイトの誘いとあれば断わるわけにはいくまい。

ということで4月7日午前0時すぎに、三重県・四日市港に到着。メインは釣友の希望でアジングだ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

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四日市港でライトゲーム

しかし、四日市港はまだドカンの干潮。水位は低すぎるほど低い。潮位表ではすでに上がり始めているはずだが、流れを見るとまだ下がっている。

まずはロックフィッシュをキャッチして、心の安定を手に入れることにしよう。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
ライトソルトタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

ファーストヒットはカサゴ

ライトタックルを手にスパテラのグローにレベリングヘッド1gをセットし、フォールさせると答えはすぐ出た。

ファーストヒットはカサゴだ。

今シーズンは型が小さいことが多いが、この個体も同様。しかし魚を手にしてひと安心だ。

ボトムまでフォール、巻き上げ、これの繰り返しでタケノコメバルを含め数匹キャッチ。よしよし、連発とまではいかないが、この冬イチの釣れ具合だ。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
タケノコメバルも(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

浅めのレンジでメバル連打

あ、もう4月か。フォールを短めにして浅めのレンジを探ると、食い上げてきたのはメバル。重量感ある引きでドラグを鳴らしてくれたのは、17cmの個人的ランカーサイズ。

私のランカーハードルは限りなく低いため、15cm以上は全てランカー。異論は認めない。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
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15cm以上は全てランカー?(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

さらに15cmを追加しクイクイとしたメバルの引きを堪能。歩きながら釣っていくが、常夜灯から離れると全く反応がなくなる。次の常夜灯まで来るとまた反応が出る。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
浅めのレンジを探ってメバル連打(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

アジングに良型カサゴヒット

水面に目を凝らすとセイゴが水面直下で何かを捕食している。アミかと思う間もなく潮が止まり、逆流が始まる。

ようやくお待ちかねの上げ潮だ。

潮が動けばアジング再開。常夜灯下へ戻りアジングタックルに持ち替える。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
アジングタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

1gのジグヘッドにクリアアカラメのワームで、表層から探るが反応なし。ボトムまでフォールさせて探るとヒット。ズシンとした手応えだ。

しかしこいつはカサゴ。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
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ドスンと良型カサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

常夜灯周りでアジ快釣

次にヒットした魚は小刻みな良い引き。今度こそ間違いなくアジだ。ドラグを滑らせ祈りながらリーリングし、バラすことなくファーストアジをキャッチ。

しかし後が続かないので車で別の常夜灯へ移動。すると準備する間もなく、釣友がアジをキャッチ。

早い!「表層だよ」とのこと。チョンチョンと誘い、フォールを入れるとバイト、そしてヒット。しかしバイトが弱い。

ここでジグヘッドを0.5gへウエートダウン。するとバイトが明確になり、ペースが上がる。それでも釣友にはかなわない。

そこで釣友が「オレンジだよ」。ワームカラーはオレンジが当たりのようだ。残念ながら手持ちのワームにオレンジはないが、似たようなものがボックスにあった。

すかさずワームをチェンジし、キャストすると即ヒット。やはり当たりカラーは強い。ダブルヒットも複数回あり、なかなか高活性だ。

四日市港ライトルアー釣行でメバルにアジにカサゴと充実釣果【三重】
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常夜灯周りではアジが高活性(提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)

しばらくアジングを楽しみ東の空が白みかけた午前4時、潮も緩んでバイトも遠のいてきたためロッドオフとした。

この日はメインのアジ以外にもカサゴ、メバル、タケノコメバルが相手をしてくれた。一年を通してさまざまな魚たちが相手をしてくれるライトゲーム。安近短で楽しめる釣りの良さを再確認できた一日だった。

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<週刊つりニュース中部版APC・松田久史/TSURINEWS編>

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四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年4月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。