エギングを始めたい初心者にとって、最初のロッド選びは悩みの種。「MとMLの違いは?」「8.6ftは本当にベスト?」と迷っていませんか?この記事では、失敗しないエギングロッドの選び方を分かりやすく解説。

さらに初心者から上級者までおすすめ20選を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・中西)

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわ...の画像はこちら >>

エギングロッド選び3つのポイント

エギングロッドを選ぶ際には多くの要素がありますが、初心者が最初に考えるべき最重要ポイントはたったの3つです。まずはこの3点だけを覚えれば、大きな失敗をすることはありません。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
エギングロッドにはさまざまな番手がある(提供:TSURINEWSライター・YAHA)

1. 長さは万能な「8.6ft」を選ぼう

結論から言うと、最初に選ぶエギングロッドの長さは「8.6ft(約2.6m)」が最適です。

多くのメーカーが汎用モデルとして採用している基準の長さで、十分な遠投性能と操作性のバランスが最も良いのが特徴です。これ1本あれば、防波堤から少し足場の高い磯まで、ほとんどの釣り場に対応できます。

もちろん、これより短いロッドは操作性が高く、長いロッドはさらに遠投性能に優れるといったメリットがありますが、それらは2本目以降に自分のスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。まずは基準となる8.6ftを選びましょう。

2. 硬さは「ML」が基本

ロッドの硬さは、初心者が最も迷うポイントです。結論として、「ML(ミディアムライト)」クラスを選んでおけば間違いありません。

エギングでは、秋の数釣りシーズンには比較的小さいエギを使い、春の大型狙いシーズンには大きいエギを使います。「ML」はその両方に対応できる、まさしく「ちょうどいい」硬さ。1年を通してエギングを楽しみたい初心者に最も適した、基本の硬さと言えます。

もし秋の数釣りだけをメインに考えているなら、より柔らかい「L」なども選択肢になりますが、汎用性を考えると最初の1本は「ML」がベストです。

3. 最初は1万円台のコスパモデルから

最初の1本は、実売価格で1万円~1万5千円程度のモデルから選ぶのがおすすめです。

この価格帯は、シマノやダイワといった大手メーカーの入門モデルが最も充実しており、「安いだけの竿」とは一線を画す十分な基本性能を備えています。

上位モデルから受け継いだ技術が使われていることも多く、釣果を出すのに全く不足はありません。

もちろん高価なロッドほど軽く、感度も高くなりますが、まずはこの価格帯の信頼できる1本を使い込むことで、将来ステップアップする際に自分が次に何を求めるべきかが明確になります。

初心者におすすめのエギングロッド9選

ここからは、「選び方の3つのポイント」を踏まえ、初心者が最初の1本として選んで後悔しない、コストパフォーマンスに優れたエギングロッドをランキング形式でご紹介します。迷ったら、この中から選べば間違いありません。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
自分に合ったエギングロッドを見つけよう!(提供:TSURINEWS編集部・中西)

1. セフィア BB S86ML

「シマノ セフィア BB」は、コストパフォーマンスに優れたエギングロッドです。ブランクスにはネジレに強いハイパワーXを搭載しており、エギの操作性が良く、価格以上の性能を発揮します。

8.6ftの扱いやすい長さとMLクラスの張りで、1.8~3.8号の幅広いエギに対応。秋の数釣りから春の大型狙いまでオールシーズン活躍できる汎用性の高さが魅力です。

・全長:2.59m
・自重:105g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.8号
・適合ラインPE:0.4~1号

2. エメラルダス X 86ML・J

「ダイワ エメラルダス X 86ML・J」は、遠投性能と操作性のバランスに優れた定番モデルです。

対応エギサイズは1.8~3.5号で、秋の数釣りシーズンに沖のポイントをじっくり探るスタイルに最適。8.6ftのレングスはロングジャークでエギを高く跳ね上げる動作にも強く、幅広いアクションを快適にこなせます。

さらにブランクスのバット部にはカーボンテープをX状に締め上げる「ブレーディングX」を採用。ラインスラックを活かしたナチュラルなテンションフォールも自在で、状況に応じた多彩な誘い方を可能にする一本です。

・全長:2.59m
・自重:103g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.5号
・適合ラインPE:0.5~1.0号

3. ソルパラ エギング SPE-862ML

「メジャークラフト 24 ソルパラ エギング SPE-862ML」は、2.5~3号のエギを中心に扱いやすい設計で、エギング入門に適したモデルです。

8.6ftのレングスは遠投性能に優れ、足場の高い堤防からのロングキャストも得意。さらに、スレた春イカを狙う繊細な釣りにも対応できるため、秋の数釣りから春の大型シーズンまで幅広く活躍します。

価格は手頃ながら扱いやすさと汎用性を兼ね備えており、最初の1本として安心して選べるロッドです。

・全長:2.59m (8.6ft)
・自重:104g
・仕舞寸法:-
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.5~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

4. エギング X 86ML

「エメラルダスX」よりさらに価格を抑えた、ダイワのハイコストパフォーマンスモデル。

上位機種譲りの技術「ブレーディングX」を搭載し、シャクリやすさと投げやすさを両立。遠投性能を重視しており、1.8~3.5号のエギに対応。秋の数釣りシーズンに広範囲をテンポよく探るスタイルに最適で、初めての1本として安心して選べる高コスパロッドです。

・全長:2.59m
・自重:110g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

5. ソルティースタイル エギング 862M-KR

「アブガルシア ソルティースタイル エギング 862M-KR」は、堤防や磯、足場の高いポイントなど幅広いシチュエーションに対応できる万能ロッドです。

3.5号のエギを基準に設計されており、3号や4号の使用も快適。オールシーズン活躍する1本です。ブランクスはあえて張りを抑えたレギュラーテーパーを採用しており、軽い力でも自然なアクションを演出可能。警戒心の強いアオリイカにもしっかりアピールできます。

さらに、KRガイドを採用しており、ライントラブルを防ぐ設計も嬉しいポイントです。多様な釣り方を楽しみたい方にもおすすめです。

・全長:2.59m
・自重:127g
・仕舞寸法:132.5cm
・パワー:M
・対応エギサイズ:3.0~4.0号
・適合ラインPE:0.5~1.0号

6. トリプルクロス TCX-862EL

メジャークラフトのエギング専用ロッド「トリプルクロス」。タテ・ヨコ・ナナメの4軸カーボンを採用し、3種類のカーボンを融合させた高性能ブランクが特徴です。

軽量ガイドにより感度と操作性も大幅向上。

中でも「TCX-S862EL」はソリッドティップ搭載でスレイカ攻略に強く、違和感なく抱かせる繊細なアプローチが可能。エギング初心者から上級者まで、最新テクノロジーが詰まった一本です。

・全長:2.59m
・自重:-
・仕舞寸法:-
・パワー:ML相当
・対応エギサイズ:2.0~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

7. ルアーマチック S86ML

「シマノ ルアーマチック S86ML」は、初心者向けの万能ルアーロッドで、エギングをはじめタチウオやシーバス狙いにも対応できるモデルです。

2.59mのレングスは遠投性能と操作性のバランスに優れ、防波堤や堤防など幅広いシーンで活躍。実売1万円前後と手頃ながら、シマノならではの信頼性の高い設計で安心して使えます。

初めてのエギングロッドとしてはもちろん、複数のターゲットを狙いたいアングラーにとってコストパフォーマンスの高い1本です。

・全長:2.59m
・自重:約123g
・仕舞寸法:133.2cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:2.5~3.5号
・適合ラインPE:0.6~1.5号

8. ルアーニスト 86ML

「ダイワ ルアーニスト 86ML」は、エギングはもちろんシーバスやタチウオ狙いにも使える汎用ルアーロッドです。

2.59mのレングスで遠投性能と操作性を両立し、堤防や河口域など幅広いフィールドに対応。適合ラインはPE0.6~1.2号で、軽めのルアーやエギを扱いやすい設計になっています。

エギング専用機ほどの繊細さはないものの、シャープな操作感と安定したキャスト性能で、複数の釣りを楽しみたい初心者におすすめできるモデルです。

・全長:2.59m
・自重:147g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:2.5~3.5号
・適合ラインPE:0.6~1.2号

9. ファーストキャスト エギング FCS-862EL

「メジャークラフト ファーストキャスト エギング FCS-862EL」は、2号前後のエギを使った秋イカ狙いにぴったりの入門モデルです。

8.6ftの長さによる遠投性能で広範囲を探れ、秋の数釣りシーズンに活躍します。さらに10g前後のジグヘッドやマイクロジグを用いた根魚やチヌ、カマス、小サバ狙いにも対応。

エギングだけでなく、チョイ投げでのシロギスやサビキでのアジ釣りなど、幅広いルアーフィッシング・エサ釣りに流用できる汎用性の高さも魅力です。

・全長:約2.59m
・自重:-
・仕舞寸法:-
・パワー:ML相当
・対応エギサイズ:2.0~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

中級者におすすめのエギングロッド8選

入門ロッドから卒業し、2本目の本格的なロッドを探している方へ。2万円~4万円の価格帯で、性能が格段にアップする人気のミドルクラスモデルをご紹介します。

軽さや感度の違いに、きっと驚くはずです。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
シビアなアタリも感じ取れる(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

1. エメラルダス MX 86ML

「ダイワ エメラルダス MX 86ML」は、同社のエギングロッドを代表するミドルクラスモデルです。入門ロッドからのステップアップに最適で、上位機種に迫る軽量性と高感度を兼ね備えています。

8.6ftの扱いやすいレングスはキャスト性能と操作性のバランスが良く、2.5~3.5号のエギに幅広く対応。秋の数釣りシーズンはもちろん、十分な強度があるため春の大型アオリイカにも挑戦できます。

ブランクスには「HVFナノプラス」や「X45」といったダイワ独自技術を搭載し、しなやかさとパワーを両立。釣果に伸び悩んでいるアングラーに、新しい一歩を踏み出させてくれる一本です。

・全長:2.59m
・自重:95g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

2. セフィア XR S86ML

「シマノ セフィア XR S86ML」は、数釣りからタフコンディションまで幅広く対応できるテクニカルモデルです。

8.6ftのレングスは遠投性と操作性のバランスに優れ、近距離のサイトフィッシングから沖の深場攻略まで幅広くカバー。軽量設計によるスムーズな操作感とブレの少なさに加え、ファイト時には粘り強いパワーを発揮します。

さらに、繊細な「ソフチューブトップ」を搭載し、ジャーク時の軽快さとエギや潮流、ボトムの状況を的確に感知できる高感度性能を実現。上位機種に迫る軽さと操作性を備えた、ステップアップに最適な一本です。

・全長:2.59m
・自重:100g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.8号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

3. セフィア SS S86ML

「シマノ セフィア SS S86ML」は、扱いやすさと性能のバランスに優れた中級者向けエギングロッドです。

8.6ftのレングスは遠投性と操作性を両立し、秋の数釣りシーズンからプレッシャーの高いタフな場面まで幅広く対応可能。セフィアシリーズらしい軽快な操作感と確かなパワーで、繊細なジャークやフォールの演出も思いのままにこなせます。

上位機種譲りの技術を取り入れながら価格を抑えた、ステップアップに最適なテクニカルモデルです。

・全長:2.59m(8.6ft)
・自重:102g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.8号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

4. メビウス 85ML

「ヤマガブランクス メビウス 85ML」は、純国産ブランクスメーカーならではの信頼性と高性能を兼ね備えたエギングロッドです。

8.5ftという取り回しやすいレングスは、キャスト性能に優れると同時に、シャープさの中に粘りを残したブランクス設計でしっかりとタメを作ることが可能。2.5~3.5号を中心に大小さまざまなエギを快適に操れ、秋の数釣りから春の大型シーズンまでオールシーズン対応できます。

サイトでの繊細な誘いからロングキャストでのスラックジャークまで、多彩なテクニックに追従するテクニカルモデル。軽量でバランスも良く、一日中シャクリ続けても疲れにくいため、初心者からベテランまで幅広くおすすめできるオールラウンダーです。

・全長:2.555m
・自重:93g
・仕舞寸法:130.5cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:2.5~3.5号
・適合ラインPE:0.5~0.8号

5. エギストTZ 86ML

「テイルウォーク エギストTZ 86ML」は、チタンフレーム&トルザイトガイドを採用した本格派のエギングロッドです。

軽量かつ高感度な設計で、エギの挙動や潮流の変化を的確に感じ取れるのが大きな特徴。しなやかなティップを活かしたスラックジャークや、移動距離を抑えたキレのあるダートも自在に演出できます。

細身でシャープなブランクスは操作性抜群で、価格帯以上の性能を発揮。ワンランク上の釣果を求める欲張りなアングラーに最適な一本です。

・全長:2.59m(8.6ft)
・自重:100g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:MAX3.5号
・適合ラインPE:0.5~0.8号

6. 23 カラマレッティー UX 862M

「オリムピック 23 カラマレッティー UX 23GCALUS-862M」は、国産ロッドメーカーならではの高品質とコストパフォーマンスを兼ね備えた人気モデルです。

3.5号を基準に幅広いエギに対応できる設計で、秋の数釣りから春の大型狙いまでオールシーズン活躍。ブランクスには上位機種と同様の高弾性カーボンを採用し、軽さと高感度を両立しています。

無駄を削ぎ落としたデザインと、キレのあるシャープな操作感も魅力。

手頃な価格で本格的な性能を求めるアングラーに最適な一本です。

・全長:2.59m(8.6ft)
・自重:108g
・仕舞寸法:132.5cm
・パワー:M
・対応エギサイズ:2.5~4号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

7. エギゾースト 5G 862M

「メジャークラフト エギゾースト 5G EZ5-832M」は、最新技術を惜しみなく投入した新世代のエギングロッドです。

ブランクスには独自の「R360構造」と高品質カーボン「T1100G」を採用し、キャスト・シャクリ・感度のすべてにおいて高いパフォーマンスを発揮。2.5号前後の小型エギから3.5号ディープタイプまで対応するストライクゾーンの広さが特徴で、秋の数釣りから春の大型狙いまでオールシーズン活躍します。

切れ味の良いダートを生み出しつつ、掛けたイカをバラさない柔軟性も兼備。ミドルクラスの価格帯ながら、ハイエンドに迫る実力を秘めたコストパフォーマンス抜群の一本です。

・全長:2.59m
・自重:91g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:M
・対応エギサイズ:2~4号
・適合ラインPE:0.4~1.2号

8. ブリゲイド フリップ BGF852S-M

「天龍 ブリゲイド フリップ BGF852S-M」は、老舗ロッドメーカー天龍が誇る信頼の国産エギングロッドです。

3~3.5号のエギを快適に扱える設定で、シーズンを通してエギングを楽しめるパワーバランスが魅力。マグナフレックス製法による適度にしなるティップは、潮流変化や僅かなアタリを敏感に捉え、ショアティップランにも高い適性を発揮します。ブランクスは粘り強くトルクがあり、不意の大物にも安心対応。

さらにフラットフィッシュやロックフィッシュには10~21gリグ、青物ナブラ狙いには20g前後のメタルジグと相性が良く、汎用性の高さも抜群です。エギングを軸にしながら幅広いライトゲームを1本で楽しめる、シリーズの中心モデルです。

・全長:2.57m
・自重:96g
・仕舞寸法:132cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:MAX3.5号
・適合ラインPE:MAX1.2号

上級者向けエギングロッドおすすめ3選

軽さ、感度、操作性、その全てを妥協したくないエキスパートアングラーへ。各メーカーの技術の粋を集めたフラッグシップモデルをご紹介します。まさに「異次元」とも言えるその性能は、あなたのエギングをさらなる高みへと導きます。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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値段は高いが満足度も高い(提供:TSURINEWSライター・津崎圭介)

1. エメラルダス STOIST RT 88ML

「ダイワ エメラルダス STOIST RT 88ML」は、カリスマエギンガー山田ヒロヒト氏が監修する最高峰シリーズの一角です。

3~3.5号のエギをロングキャストして広範囲を攻略できる設計で、特に秋のエギングに最適。ダイワ独自の「AGS(エアガイドシステム)」や先端カーボンテクノロジーを駆使することで、驚異的な軽さと超高感度を実現しています。

高弾性ブランクスならではの感度に加え、しなやかさも併せ持ち、マイルドでありながらシャープな使用感はまさに新感覚。使うたびにアングラーの感覚を研ぎ澄まし、一度手にすれば他に戻れない究極の一本です。

・全長:2.64m
・自重:84g
・仕舞寸法:136cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

2. カリスタ 86M / PF

「ヤマガブランクス カリスタ 86M/PF」は、同社フラッグシップの名を冠する最新世代のエギングロッドです。

従来の86Mをゼロから再設計し、パワーと繊細さを融合させた新しいブランクを採用。遠投性能とレスポンス性能を極限まで高め、遠距離でのエギ操作も高精度にこなします。

シャープな振り抜けと圧倒的なキャスタビリティを誇りながらも、しなやかさと高感度を兼備。静と動を切り替える多彩な誘いに対応し、上級者のテクニックを余すことなく引き出す一本です。派手さはなくとも質実剛健で、使い込むほどに手に馴染み、長く付き合える最高の相棒となるでしょう。

・全長:2.573m
・自重:98g
・仕舞寸法:132cm
・パワー:M
・対応エギサイズ:2.5~4.0号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

3. エメラルダス AIR AGS 86ML・K

「ダイワ エメラルダス AIR AGS 86ML」は、その名の通り“空気のような軽さ”を追求したハイエンドモデルです。

AGS(エアガイドシステム)を搭載し、驚くほどの軽量化と高感度を実現。キャスト性能と操作性のバランスに優れた8.6ft設計で、秋の定番である3号エギを中心に2.5~3.5号まで幅広く対応します。

MLクラスながら十分な強度を持ち、春の大型アオリイカにも安心して挑める仕様。軽快な操作感で一日中シャクリ続けても疲れにくく、テクニカルな状況で真価を発揮する、STOISTに次ぐダイワのハイエンドシリーズです。

・全長:2.59m
・自重:84g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8~3.5号
・適合ラインPE:0.4~1.0号

ロッドと合わせて揃えたい釣具

お気に入りのロッドが決まったら、釣りに必要な他の道具も揃えましょう。ここでは最低限必要な基本タックルをご紹介します。

リール

エギングには、スピニングリールの2500番~3000番サイズが最適です。ロッドのメーカーと合わせると、デザインの統一感も出ておすすめです。

PEライン・リーダー

リールに巻くメインの糸は「PEライン」の0.6号~0.8号を選びましょう。その先に結束する「リーダー」は、フロロカーボン素材の2号~2.5号が標準的です。

エギ

イカを釣るためのルアーが「エギ」です。まずはオールラウンドに使える3.0号や3.5号を、オレンジ、ピンク、ナチュラルカラー(アジやイワシなど)でいくつか揃えておくと良いでしょう。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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ロッドの硬さで使えるエギの号数が変わる(提供:週刊つりニュース関西版 木下大介)

エギングロッドは他の釣りに流用できる?

エギングロッドはその長さや適合するルアー・オモリの範囲が絶妙で、さまざまな釣りに流用できる汎用性を持っています。

シーバス

エギングロッドはシーバス釣りにも適しています。ミノーのトゥイッチやバイブレーションのリフトアンドフォールなど操作性の求められるアクションにも対応できます。

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シーバス釣りにも使える(提供:TSURINEWSライター・無道寺辰哉)

アジング・メバリング

1g前後のジグヘッドを使用する釣りには不向きですが、フロートやキャロ、重めのプラグを使った釣りには使いやすく、流用が可能です。

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フロートリグならメバリングも可能(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

チニング

軽量リグ(5g以下)を使う場合には不向きですが、重めのリグであれば問題なく扱えます。長さもあるのでキャスト性能も高く、特に広い範囲を探る釣りに向いています。

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チニングで仕留めたクロダイ(提供:TSURINEWSライター・明石健太郎)

ショアジギング

ロッドの硬さにもよりますが20g程度のジグまで対応可能なので、ライトなショアジギングには代用できます。小型~中型のターゲットを狙う際に適しています。

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軽いジグならジギングも可能(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

エサ釣り

エギングロッドは感度が高く、キャスト性能にも優れているため、ちょい投げ釣りにも最適です。また、サビキ釣りなどのエサ釣りにも使いやすいため、万能ロッドとしても良い選択肢となります。

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キスのちょい投げ釣りとも相性が良い(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

エギングロッドのスペック解説

ここでは、ロッド選びの際に出てくる、より専門的なスペックについて解説します。2本目以降のロッド選びの参考にしてください。

ティップの種類

エギングロッドのティップ(穂先)には、主にチューブラーティップとソリッドティップの2種類があります。

チューブラーティップを搭載したエギングロッドのほうが一般的で、反発力が高いのでキビキビとしたアクションをエギに付けやすいのが大きな特徴です。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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チューブラーティップ(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

一方のソリッドティップは柔軟性があり、視覚的にアタリが分かりやすいのが特徴です。

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ソリッドティップ(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

ロッドの自重とリールとのバランス

エギングは1日中シャクリ続ける釣りであるため、ロッドの自重が軽いことが求められます。汎用性の高い8.6ftのモデルであれば、120g以下を目安に選ぶと良いでしょう。

リールとのバランスも考慮する必要があり、手元に重心が来るように適度なバランスを保つことが、快適な釣りのためには重要です。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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リールの重さとのバランスも意識しよう(提供:週刊つりニュース中部版APC・大西 實)

ガイドの違い

シャクリの動作によって糸ふけが出やすいため、ガイドの素材やセッティングも重要な要素です。リングに「SiC」や「TORZITE(トルザイト)」などの高品質素材を使っているとベスト。

そのうえでKガイドといったライントラブルの少ないガイドセッティングになっているロッドが望ましいです。

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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ガイドの性能がいいとキャスト性能も上がる(提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

値段による違いは?

高価なロッドと安価なロッドでは、特に感度面での違いが大きく感じられるでしょう。感度の高いロッドを使用すると、子イカの繊細なアタリやエギが潮を掴む瞬間など、さまざまな情報をより詳細に感じ取ることができます。

また、ハイエンドモデルには自重が軽いものが多く、快適に釣りができるというのも利点になります。

エギングロッドのQ&A

ここからは、エギングロッドにおけるQ&Aをまとめました。

Q1. 長さによる特徴の違いは?

エギングロッドは一般的に8.0~9.0ft前後のモデルが多く、長さによって特徴が変わります。

・8.0ft以下:取り回しが良く、堤防やボートなど足場の低い場所に最適。初心者でも扱いやすい。
・8.6ft前後:キャスト性能と操作性のバランスが良く、もっとも汎用性が高い。迷ったらこの長さが基準。
・9.0ft以上:遠投性に優れ、サーフや磯など広いエリアを探りたいときに活躍。ただし扱いはやや難しい。

Q2. MLとMの違いは?

ロッドの硬さはエギのサイズやシーズンに直結します。

・ML(ミディアムライト):小型エギから大型エギまで幅広く扱え、秋の数釣りから春の大型狙いまでオールシーズン対応可能。最初の1本におすすめ。
・M(ミディアム):より張りがあり、大型アオリイカや風が強い日、3.5号以上のエギを多用する場面に有利。経験を積んだ人や春の大型シーズン向き。

Q3. 中古ロッドを買っても大丈夫?

状態が良ければ中古ロッドも選択肢になりますが、注意点があります。

・ガイド割れ・サビ・ブランクスの傷があると感度や強度に影響しやすい。
・保証が効かないことが多く、万が一折れても修理が難しい。

そのため初心者が安心して始めるなら、1万円台前後の新品モデルがおすすめ。中古は2本目以降や、ある程度経験を積んで状態を見極められる人向きです。

最初のロッドを選んでエギングを始めよう

エギングロッド選びで迷ったら、

・長さ:8.6ft
・硬さ:ML
・予算:1万円台

この3つのポイントを基準に選べば、まず後悔することはありません。この記事で紹介したランキングの中から選べば、どれもあなたのエギングライフを最高のものにしてくれるはずです。

もしそれでも迷ってしまうなら、「シマノ セフィアBB」を選べば、性能・価格ともに満足できるでしょう。最高の1本を手に入れて、エギングを存分に楽しんでください!

【2025年版】エギングロッドおすすめ20選! 初心者にもわかる失敗しない選び方を解説
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アオリイカを釣りに行こう(提供:TSURINEWSライター・YAHA)

<藤田浩平/TSURINEWS編集部>

使わぬ釣具が高値に変わる!

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