三重県・志摩エリアでは大型アオリイカが接岸中で、2kg超のモンスターもヒットしている。筆者はそのチャンスを逃すまいと、夕マヅメの時合いを狙って現地へ釣行。

タイミングよく訪れた好潮流の中、1.2kgを筆頭にキロアップを連発する好釣果となった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメ...の画像はこちら >>

志摩エリアでエギング釣行

三重県南部では大型アオリイカが接岸中。2kgを超すモンスターサイズもキャッチされており、そんな素晴らしい出会いを求め、5月上旬の夕方に三重県・志摩地方へと車を走らせた。

現地には満潮からの下げ潮で強い潮流が発生するタイミングである午後3時すぎに到着。夕マヅメのゴールデンタイムはもちろんだが、潮の動きだしで活性が上がることに期待する。

堤防へと向かう道中からは、ロッドを大きく曲げる先行者が見える。志摩の地元の釣友も大型を捕獲したとのこと。高鳴る期待に胸躍らせ、3.5号のエギをセット。回遊で入ってくる活性の高い個体に狙いを絞り、キャストを開始する。

志摩地方は全体的に水深が浅いこともあり、アプローチとして底取りはしない。着水後に10~12秒カウントし、まず高活性の個体だけに狙いを絞り、中層付近を探る。

アオリイカの視覚範囲が広いことに加え、根掛かりでの時間ロスを回避することで、手返しの効率を求める作戦だ。

志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
エギングタックル(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

中島さんに1.5kgヒット

すると、釣友の中島さんに早速ヒット。海面でブシュブシュと水しぶきを上げて現れたのは、立派なキロアップだ。

地元の友達もすぐさま中島さんのヒットした藻場にキャストし、1.5kgをキャッチ。2人のヒットに焦る私。堤防の皆さんも次々とロッドを曲げ、完全に潮の動きだしで時合いに突入だ。

「また、きました~」と中島さんのロッドがまたも大きく曲がる。キャッチしたのは、こちらもキロアップの良型。堤防の皆さんも全員が良型アオリイカをキャッチし、釣れていないのは私だけとなってしまった。

志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
中島さんキロアップナイスキャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

筆者も良型1.2kgキャッチ

精神破壊寸前の私だったが、こんなときほど心を落ち着かせてフルキャスト。少しドラグを緩め、エギをシャクった際にジッジッとドラグを滑らせ、移動距離を抑えることでアオリイカの視覚にアピールする。

張らず緩めずでラインを丁寧に調整し、ナチュラルな姿勢でエギを沈めていくと、ツンッとラインが弾かれる感触が手元に伝わった。

確信とともにアワセを入れると、ジィーッジィーッと気持ち良すぎるジェット噴射開始。慎重にタモ入れを行いキャッチしたのは、1.2kgの良型。辺りがうっすらと暗くなり始めた夕マヅメでのキャッチとなった。

志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
筆者も遅ればせながらキロアップ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

その後、中島さんがコウイカを追加したところで雨が降りだし、予定より少し早めの納竿。それでも、めでたく2人でキロアップをキャッチ。大満足の釣行となった。

志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
志摩のエギング釣行で1.2kgアオリイカ手中【三重】夕マヅメの時合いを攻略
ヒットエギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・橋本広基)

<週刊つりニュース中部版APC・橋本広基/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。

編集部おすすめ