8月9日(土)、静岡・南伊豆の青野川で、久しぶりにハゼ釣りを楽しんだ。大潮の干潮を狙ったお手軽な釣りだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野地文雄)
青野川でハゼ釣り
翌日から悪天候になるという予報だったので、急に思い立って向かった。先月に様子見で立ち寄ったときは、斜面にボサが生い茂っており、とても降りていけるような場所はなかった。
しかし今回は、斜面が刈り取られていて、何とか河原へと降りていくことができた。ずっと上流に迂回すればいいのだが、真夏の暑さのなか、ショートカットできるのはありがたい。

いつものように、ライトルアーロッドを使ってキスバリを結び、途中にガン玉を取り付けるスプリットショットリグ風の仕掛けで釣り始める。
いろいろなエサを今までに試してみたが、ジャリメが安定した釣果を出しているので持参。夏場なので細身で、シーズン初期の小さいマハゼにはちょうどいい。
シーズン遅れ気味?
河原へ降りて、ミオ筋めがけて軽くキャスト。干潮の潮止まりなので、水はほとんど流れていない。浅くなった川底をゆっくりと引きずりながら、ハゼの反応を探ってみる。
しかし、それらしい反応はまったくなく、掛かってくるのは手のひらにも満たないようなクロダイの幼魚。例年であれば、橋の下流側のポイントは、かなり魚影が濃く、ほぼ入れ食い状態になるはず。ところが、今年は遅れているのか、足下に見えるはずの本命がいない。
昼過ぎから始めて、30分ほど姿を見ることができなかった。
小型中心に15尾キャッチ
流れのスジを横切るように探ってくると、流心から外れたあたりで引き込みがきた。軽くアワせてやると、久しぶりのハゼがようやく姿を見せてくれた。

そこからはキャストするたびにアタリがある。7~8cmほどの小型が多くハリに掛けにくかったが、30分ほどで10cm頭に15尾ほど釣ることができた。
まだ小型が多く、遅れているような感じはあるが、この場所のハゼもシーズン開幕と言えそうだ。どんどん育っていくはずなので、次の潮回り以降が楽しみだ。
秋の釣りも日差し対策は必須
秋は涼しくなってくるが、水辺は紫外線が意外と強く油断すると日焼けしてしまう。快適に釣りを楽しむためには、虫よけとあわせて日焼け止めも用意しておくと安心だ。
<週刊つりニュース関東版 野地文雄/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年8月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。