【さらに写真を見る】SKE48 6期生が辿り着いた夢の場所「Zepp Nagoya」で決意を込めた単独ライブ開催!
9月11日(水)、SKE48の6期生が単独ライブ「SKE48 6期生 Zepp Nagoya 単独ライブ ~今までと、これから~ Supported by ゼロポジ」を、愛知・Zepp Nagoyaで開催した。


6期生にとって3年間抱いてきた夢のステージに1,500人のファンが会場に集まった。




会場のスクリーンには6期生8人が円陣を組む光景が映され、井田玲音名は早くも涙を浮かべていた。「6期の新しい伝説を作りましょう!」の掛け声と共に気合いを込めたメンバーは赤いお揃いのセーラー服でステージに登場。「じゃんけん大会」の日に誓ったこの場所でのライブに想いをのせて、まずは『会いたかった』からスタート。メンバーが加入当時に行われていた研究生公演からのナンバーに会場は一気に活気付く。さらに『恋を語る詩人になれなくて』では指先まで揃えたダンスと「詩人ジャンプ」を見せ、『片想いFinally』『オキドキ』とアップカミング公演で行なってきた楽曲をチョイスし、最初の4曲で一気に活動してきた6年半を振り返った。

MCで北川綾巴は全力のパフォーマンス故に息も荒く声が出せなくなりながらも、「アイスが食べたくなるぐらい、いっぱい汗をかいて盛り上がっていきましょう!」と自らを鼓舞する。





ここからは「栄6期生フェスティバル」と題して、メンバーそれぞれが歌いたい曲、ファンから募った聴いてみたい曲を順に披露する。
まずは北川が青木詩織と2人ユニットの『ハートの独占権』を可愛く披露する。曲間の小芝居では5年ほど前にファンの間で話題になった、北川が青木に雪玉を投げ付けられるシーンが再現され、細やかな演出に会場はほっこり。続けて北野瑠華が披露したのは『抱きしめられたら』。

MCを挟んだ後半戦は井田が選曲した『シアターの女神』を8人全員で歌唱する。この曲を選んだ理由について「公演でのパフォーマンスを気になってくれた方が多かったので選びました。あとは、須田亜香里さんのポジションで歌いたかったので・・・」と本音を思わずポロリ。続いて青木が選んだのは『奇跡の流星群』。スマートフォンゲーム「SKE48 Passion For You」のCM選抜企画で、彼女が初めてファンと夢を掴んだ大切な一曲。
個性が光る6期生のセットリスト。ここまでは『いままで』の6年半で歌い継いで来た個人個人の思い入れの深い楽曲が続いた。ここで北野の握るマイクに力が入る。「後半はみなさんに公演のタイトルにも入っている『これから』をお届けしたいと思います。最近はたくさんの方に「これからは6期が引っ張って行く時代だよ」と言われます。みんながそう思うようになったのは先輩の背中があったから決意を持てました。


この瞬間、何かが変わると予感した会場の空気は、一瞬の静寂を持って確信へと変わった。
次に6期生が披露したのは『神々の領域』。この曲はSKE48の歴史を築いてきた1期生のために贈られた楽曲で、SKE48が初めて行ったナゴヤドーム公演で最初に披露された曲でもある。この曲を歌う事について相当な覚悟が必要だった事だろう。中西優香、佐藤実絵子、松井玲奈、大矢真那が卒業し、この歌を歌えるのは松井珠理奈しかいない。それは正に「これからのSKE48を引っ張る」という決意表明だ。4年前の豊田スタジアムで「お前は選抜に入るんだ!」と松井玲奈に檄を飛ばされた北野が口にした事はとても感慨深い。歌を継ぐという事は、その歌詞の中に込められた想いを継ぐという事だ。今、6期生は確かにSKE48を継いだのだ。

そしてセットリストは『FRUSTRATION』『未来の扉』と続いた。
井田は最後に「今日が私たちにとって未来の扉になりました!」と叫ぶ。この曲の歌詞にある「愛に満ちた新世界」が広がって行く。逆境なんて言葉は彼女たちには似合わない。いくつもの壁を超えたどり着いたこの場所で、6期生の行く手を阻むものなど存在しないのだ。



ライブはアンコールへと突入した。
コールは6期生と苦楽を共にし、SKE48イズムを継承させた松村香織によって起こされ、「6期コール」がZepp Nagoyaを包み込んだ。お揃いのTシャツ姿でステージに再び集ったメンバーは『意外にマンゴー』『Vecancy』を立て続けに熱唱。


MCで一人ひとりが感想を述べる中で9月21日に劇場最終公演を迎える北川へ向けて、卒業生の宮澤佐江から手紙がサプライズで朗読された。同じチームSで活動を続けた北川と宮澤。手紙の中で宮澤は北川とのある思い出について触れた。5年程前にはじめてこれからの事を話したことについて、「『綾巴はグループを卒業したら次の目標はなんなの?』と聞くと、『う~ん、りょうは48グループに入ることが目標だったから、それが叶ってしまったから卒業してからの目標はないんです。だから一般人に戻ります!』とはっきり伝えられた事を今でも覚えています」と明かした。
最後のMCで青木は「今日は素敵なステージに立つ機会を与えてくれてありがとうございます。生まれた場所も性格もバラバラな私たちが出会い、この6年半の間に楽しいこともあったけど辛くて立ち止まったこともありました。その度にステージに立つことが楽しかたっり、周りに仲間がいたり、ファンのみなさんが握手会や公演やSNSで声かけてくれて、目には見えないけど味方がたくさんいることが私たちの支えになりました」と改めて感謝の気持ちを述べた。続けて「私たちの夢は終わりではなくて、これからも小さい夢、大きな夢を見続けます。叶えたいって思ってます。夢に向かう道を一緒に歩んでくれたら嬉しいです。言葉にするのは苦手な6期生ですが、歌に乗せて感謝の気持ちを伝えたいと思います」。
最後の楽曲は『ファンレター』だった。
ファンとの絆をメンバー目線から歌ったこの楽曲を、こみ上げる涙を流しながら歌う姿にもらい泣きする。


横一列に並んで最後の挨拶をするメンバーたち。
しかし、涙を流しただけで終わるのが6期生ではない。BGMとして流れた『オキドキ』に日高と熊崎が感化され踊り始めると、全員を巻き込んで歌い始めた。誰もがこの時間を永遠より長く続けばいいのにと思ったことだろう。一年前、土砂降りの雨の中でずぶ濡れになりながら踊った時のように、メンバーは『オキドキ』を2回も踊りきった。完全燃焼となった6期生の単独公演は会場全員の満面の笑顔の中で終了した。
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【SKE48 6期生・ライブの感想】
?熊崎晴香
「この夢はこれが最後ではなくて、ここからまた始まるんだと思います。私たちはまだまだ未来を見続けたいし、夢を見続けたいです。みなさんとこれからも未来を共有していきたいと思ってます」
鎌田菜月
「最初は厳しいだろうなって正直思っていました。それを夢じゃなく現実にしようと言ってくれたみなさんがいたから、今日こうしてステージに立てました。夢を見るのに遅いことはないと、これからの人生においても勇気をもらえる日なりました!」
井田玲音名
「今までずっと自分たちは後輩だと思っていたけど、これからは私たちが後輩に背中を見せて、かっこいい先輩にならなきゃいけないと感じました。たくさんいる仲間と一緒にSKE48を引っ張って行ける一員になれるように一生懸命努力していきます!」
日高優月
「私は後輩に希望を与える存在になりたいです。ダメダメだった私たちがここまで頑張って地道にやって来たら、こんな大きなステージに立てて、こんな幸せな景色を見られるんだよって、私たちが思い続けた言葉が後輩たちに伝わればいいなって思います!
竹内彩姫
「このZeppライブが次もあるって信じてます。その時は綾巴は(一般人として)見に来てくれるだろうし、すごく好評で定期ライブになれるぐらい、アイドル全力でまだまだやって行きたいって思いました」
北野瑠華
「6期生がここに立つことに意味があると思ってます。自信がなくて辛い事もあったけど、粘ってがんばってここまできました。このステージはライブをやりたいという単純な気持ちで立ってる訳ではありません。SKE48に対する思いや覚悟を伝えたくて、このステージを実現したいと思って来ました。みなさんの気持ちがすごく不安ですが、これからも6期生は歩み続けるので、見届けてほしいと思います」
青木詩織
「一つのライブを作り上げるのにめちゃくちゃ時間もかかるし、労力もかかる。それを今までやらせてもらっていた環境に本当に恵まれていると感じました。このタイミングでライブができて、全てが上手く行ってて、改めて6期生で良かったと思いました」
北川綾巴
「卒業発表して初めて卒業したくないって思いました。卒業撤回はしませんが。6期生の一員になれて長い時間を共にしてきて、これからも夢を叶えていく姿をみたいので、みんなには頑張ってもらいたいなって思います。本当に楽しかったです。ありがとう」
【公演概要】
「SKE48 6期生 Zepp Nagoya 単独ライブ Supported by ゼロポジ ~今までと、これから~」
【日程】9月11日(水)
【会場】Zepp Nagoya
【時間】開場17:30/開演18:30
【出演】北川綾巴、青木詩織、北野瑠華、竹内彩姫、日高優月、井田玲音名、鎌田菜月、熊崎晴香
【セットリスト】
M00.overture
M01.会いたかった
M02.恋を語る詩人になれなくて
M03.片想いFinally
M04.オキドキ
M05.ハートの独占権(北川綾巴セレクション)
M06.抱きしめられたら(北野瑠華セレクション)
M07.夢でKiss me!(日高優月セレクション)
M08.涙の湘南(鎌田菜月セレクション)
M09.シアターの女神(井田玲音名セレクション)
M10.奇跡の流星群 (青木詩織セレクション)
M11.背中から抱きしめて(竹内彩姫セレクション)
M12.制服を着た名探偵(熊崎晴香セレクッション)
M14.FRUSTRATION
M15.未来の扉
EN1.意外にマンゴー
EN2.Vacancy
EN3.ファンレター