【写真】松居大悟監督が感涙
主演に池松壮亮と伊藤沙莉を迎えた松居大悟監督によるオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』。2021年10月30日(土)より10日間に渡って開催された「第34回東京国際映画祭」でコンペティション部門に選出され、観客賞とスペシャルメンションを受賞した。
本作は池松壮亮と伊藤沙莉をダブル主演に迎え、怪我でダンサーの道を諦めた照生と、タクシードライバーの彼女・葉の二度と戻ることのない愛しい日々を描く。


同映画祭の最終日となった8日、クロージングセレモニーで観客賞が発表されると、目を潤ませながら登壇した松居監督は、「この2年くらいの世界中の苦しい時間だったり、悔しい時間だったりっていうものが『ただ悲しいってこと、嫌なことだったり』ではなく、『人と会える瞬間の嬉しさ、鮮やかさ』が愛しく思えるように、過去と今を等しく抱きしめられるように作りました。
前に進んでいって欲しいという想いを込めて作ったので嬉しいです」と想いを語った。
【松居大悟監督・コメント】
4回目の参加で、初めて両手に重さを感じているのがすごく嬉しいなと思います。
『ちょっと思い出しただけ』という作品は、この2年くらいの世界中の苦しい時間だったり、悔しい時間だったりっていうものが『ただ悲しいってこと、嫌なことだったり』ではなく、『人と会える瞬間の嬉しさ、鮮やかさ』が愛しく思えるように、過去と今を等しく抱きしめられるように作りました。
前に進んでいって欲しいという想いを込めて作ったので嬉しいです。
この作品は尾崎くんの主題歌によって生まれた物語。
尾崎くんが明日誕生日なので、誕生日プレゼントとして伝えられて嬉しいなと思います。
映画に関わった皆さん、ありがとうございます。
東京映画祭スタッフの皆様、ボランティアの皆様にも敬意を評します。
これからも映画を作ります。