【写真】CDJステージ上で思わず涙したきゃりーぱみゅぱみゅ
2021年12月28日から31日まで、幕張メッセで開催された株式会社ロッキング・オン・ジャパン主催・企画制作の国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN 21/22」に29日、女性シンガーのきゃりーぱみゅぱみゅが出演した。
「COUNTDOWN JAPAN 21/22」は、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、例年とは大きく異なる形で開催されている。
2021年にメジャーデビュー10周年を迎え3年振りのアルバムもリリースしたきゃりーぱみゅぱみゅ。このライブの前には「ニューアルバムを聴いてから来てくれると楽しめます」と本人がツイートしていただけに、新曲中心のセットリストが期待されたが、この日は予想以上に新しいきゃりーのライブパフォーマンスが待っていた。


真っ赤なレザーのドレスに黒のストッキングという、少し大人っぽいファッションで登場したきゃりー。とはいえ、頭には猫耳付きヘッドフォンを装着し、大人っぽさとかわいさが同居した彼女らしさが演出されている。
オープニングは『DE.BA.YA.SHI. 2021』。ニューアルバムの1曲目を飾るナンバーだ。「COUNTDOWN JAPANカモーン!」間髪入れずに『キャンディーレーサー』『どどんぱ』と、ニューアルバムからの楽曲が続々と展開する。これらの曲は、いずれも重低音を強めたEDMサウンドがベースになっており、ステージはディープなクラブさながらの空間に変貌していく。ダンサーたちもこれまでとは違った大人な出で立ちで登場し、シンプルで研ぎ澄まされたパフォーマンスを魅せる。まさにデビュー10周年を経た今のきゃりーのステージが圧倒的な熱量で繰り広げられた。
4曲目には彼女のブレイクのきっかけとなった『つけまつける』が披露されるも、これまでとまったく違った楽曲に感じられるExtended Mixでのパフォーマンス。ここまでをMCなしで一挙に駆け抜けたきゃりー。
「今日寒くない?というわけで、今日はみんなと一緒にダンスをしたいと思います!」この日はオーディエンスにとことん踊ってもらおうという目論見だったようで、続いてもアレンジの効いた『にんじゃりばんばん -Steve Aoki Remix-』で会場全体をガンガンにアゲていく。

「みんな跳ぶ準備はできてる?」ここからもアップチューンは続き『CANDY CANDY -Remix-』『原宿いやほい』でオーディエンスに休む間を与えないきゃりー。ゴリゴリのEDMサウンドとスクリーンに映し出されるVJの映像で満たされた会場は完全にパーティー状態だ。
「2021年はデビュー10周年を迎えました。いろんなことがあったけど…。まぁ楽しいことばっかりかな」そんな彼女の原点は原宿という街、そして頭に付けたリボン。この10年の間にいろいろなリボンを付けてきたというエピソードを語り「原点を大切にしつつ前に進むことが大切」と、自身の今までとこれからについても言及した。そんなMCに続いては、きゃりー10周年を象徴する曲『原点回避』を披露。彼女の曲にしては珍しくロック色の強いナンバーだけに、ダンスもこれまでの曲とは違う切れ味のあるパフォーマンスで楽しませてくれた。
続いての楽曲は『キズナミ』。試行錯誤しながらも一緒に進んでいく絆をテーマにした曲だ。

「次の曲で最後になります」気を取り直してのラストチューンは会場に振り付けをレクチャーしてからの『最&高』。会場中がこの曲で一斉に手を叩き、同じ振り付けで盛り上がる。久しぶりのこの光景に再び泣かされるきゃりー。ファンとしても久しぶりの彼女との再会となったこの日。会場には彼女と同じ思いでもらい泣きしているファンも見受けられた。
(Text:バッキー☆大坂)

12月29日 COUNTDOWN JAPAN 21/22
きゃりーぱみゅぱみゅ セットリスト
M01:DE.BA.YA.SHI. 2021
M02:キャンディーレーサー
M03:どどんぱ
M04:つけまつける-Extended Mix-
M05:にんじゃりばんばん -Steve Aoki Remix-
M06:CANDY CANDY -Remix-
M07:原宿いやほい
M08:原点回避
M09:キズナミ
M10:最&高