ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々(といっても、所長と研究員の2人だけ)は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

研究員「今週は朝日杯フューチュリティSです」

所長「このレース名になって、はや20年になるが、早口言葉みたいでいまだにまともに言えたことがないわ。フューシュ、いやフューチュー......ああ~もう、わけわからん!」

研究員「はあ~。別に『朝日杯』って言えばいいじゃないですか」

所長「まあな。ワシもそう思っとったぞ」

研究員「そこで、朝日といえば、テレビ朝日。地デジになって10年、今は『5』チャンネルです」

所長「まさか、それで馬番『5番』のヴィアドロローサか?」

研究員「悪いですか!?」

所長「いやいや、別に悪いとは言っとらん。じゃが、レースの舞台となるのは阪神競馬場じゃ。

近畿圏では朝日放送で『6』チャンネル。馬番『6番』のオタルエバーのほうが面白いんじゃないか。人気薄じゃが、一発の匂いがプンプンする」

研究員「あと、スポーツの話題からいえば、先週で今シーズンが終了したF1。マックス・フェルスタッペンが奇跡の大逆転で年間王者に輝きました」

所長「所属はレッドブル・ホンダ。カーナンバーは33。"レッド"じゃし、赤帽の3枠がクサいの」

研究員「3枠4番は人気のセリフォス、5番はヴィアドロローサ。

ここで再び、ヴィアドロローサですよ。こちらも人気薄ですが、無視できないんじゃないですか」

所長「カーナンバー"33"ということからして、枠連3-3のゾロ目とか押さえたほうがいいかもな」

研究員「それとですね、サインというわけではないですけど、ちょっと面白い法則を発見したんですよ」

所長「ほう、なんじゃ?」

研究員「施行競馬場が阪神へと移ってからの馬番と勝ち馬なんですが、2番ダノンプラチナ、15番リオンディーズ、17番サトノアレス、1番ダノンプレミアム、6番アドマイヤマーズ、6番サリオス、2番グレナディアガーズ。何か気づきませんか?」

所長「なんじゃろ......。すぐには思いつかんが......」

研究員「実はですね、冠名"ダノン"の馬が勝つか、それ以外の場合は馬名の語尾が"ス"か"ズ"の馬が勝っているんですよ。しかも、ダノンの馬が偶数番で勝ったあとは、奇数番の語尾が"ス"か"ズ"の馬が勝っていて、ダノンの馬が奇数番で勝ったとは、偶数番の語尾が"ス"か"ズ"の馬が勝っているんです」

所長「じゃあ、今年も偶数番の語尾が"ス"と"ズ"の馬が怪しいな。4番のセリフォスか!」

研究員「ですが、今回は冠名"ダノン"のダノンスコーピオンが出走。

僕はこっちのほうが怪しいと思っているんですよね......」

冠名「ダノン」に注意? 阪神開催となってからの朝日杯FSには...の画像はこちら >>

朝日杯FSでの勝ち負けが期待されるダノンスコーピオン(写真手前)