ヴィクトリアマイルの馬券のヒントは、とにかく明るい安村によって再注目のスパイス・ガールズにあり!?

　ここは東京都内にある、とあるWINS近くのビルの一室。『令和サイン馬券研究会』の面々（といっても、所長と研究員の２人だけ）は、今週も当たり馬券のヒント探しに没頭していた......。

研究員「こんちわ～」

所長「お、おまえ、しばらく顔を見せなかったが、どこに行っておったんじゃ!?」

研究員「いやぁ～、なんだかんだ馬券が絶好調で、ゴールデンウィークは香港に行って、アメリカにも行って、香港チャンピオンズデーとケンタッキーダービーを見てきましたよ」

所長「な、なにぃ～、なんと贅沢な！　そんな話、ワシは聞いとらんぞ!！」

研究員「はい、言ってませんから。どうせ所長は、しょこたんの結婚発表でふさぎ込んでいたんでしょ？」

所長「う、うっさいわい！　人の心の傷をさらにえぐりよって......」

研究員「まあ、そんなことより、今週はヴィクトリアマイルです。"荒れるＧＩ"の代表格ですからね、ガッポリ稼いで嫌なことは忘れましょう！」

所長「なんか、いいヒントでもあるんか？　まさか母の日だから、枠連の８－８とか言わんじゃろうな？」

研究員「いやぁ～、そんなバカな......ハハハッ......」

所長「やっぱり、その程度のことしか考えておらんかったんじゃな」

研究員「いえいえ、実はとっておきのがあるんですよ」

所長「ほう。なんじゃ、言ってみろ」

研究員「とにかく明るい安村がイギリスで披露したネタで、スパイス・ガールズが再注目されているんですよ」

所長「それが、なんじゃ？」

研究員「そのスパイス・ガールズに、"ヴィクトリア"・ベッカムがいますよね。しかも、彼女も"母"で、その娘の名前がハーパー・"セブン"・ベッカムって言うんですよ！　これって、７番のイズジョーノキセキか、７枠のディヴィーナか、ステラリアがくるっていうサインじゃないですかね？」

所長「"ハーパー"・セブンだったら、来週のオークスに出走するハーパーのためのサインなんじゃないか？　だいたいスパイス・ガールズ再結成は噂話にすぎないし、ヴィクトリアが合流する可能性も低いと思うで」

研究員「えええーっ、そうなんですか!?」

所長「ほんと、おまえはツメが甘いのぉ。まあでも、４枠とか、７枠を狙うのは悪くないと思うぞ」

研究員「それはまた、どうしてですか？」

所長「お馴染みのＧＩヘッドラインにヒントがあるんじゃ」

研究員「ヴィクトリアマイルのＧＩヘッドラインは、『完成された美しさに喝采を送る才女の春舞台。

所長「今年、『完成された』と言えばなんじゃ？」

研究員「京都競馬場ですか？」

所長「そうじゃ。で、その京都競馬場で勝ったことがあるのが、４枠８番のララクリスティーヌと、７枠14番のステラリアだけなんじゃ。しかも、ララクリスティーヌの母の名前はスーパーマダム。これこそ、ヴィクトリア・ベッカムっぽいじゃろ？」

研究員「おぉ！」

所長「それからな、『喝采を送る才女の春舞台。』の"喝采"は、ちょっと前まで現役で走っていた"カッサイ"がサインになるんじゃないか。

研究員「へぇ～、またまた細かいとこ、突いてきますね。何にしても、４枠と７枠がクサいのは間違いなさそうですね」

所長「そうじゃ！　ワシはララクリスティーヌからドカーンと勝負して、本場英国のダービーを見に行ったるで！　ガハハハッ！」

研究員「僕は素直に、枠連８－８で勝負するとしましょうかね。クククッ」