この記事をまとめると
■中古車市場で各ジャンルの「コスパがいいモデル」をピックアップ



■モデル次第では現行モデルの初期型も狙うことができる



■ミニバンやSUVでも比較的年式の新しいモデルが射程圏内に収まるのが魅力だ



人気は置いておいてコスパは抜群!

基本的に同じコンディションになる新車とは異なり、中古車は未使用車でもない限りは1台1台状態が異なるだけでなく、人気やタマ数などさまざまな要因によって価格には大きなバラツキが生じる。



たとえ新車時の価格が近い車種で走行距離などの状態が近くても、車種によっては価格差が発生するのも日常茶飯事であるため、車種やメーカーにこだわりがなければ、思わぬ掘り出し物に巡り合える可能性もあるのだ。そこで今回はそんなコスパに優れる中古車をジャンル毎にピックアップしてみたい。



軽自動車

クルマは必要だけれどもクルマに関わる費用を抑えたいという人には税金などの維持費を安くできる軽自動車がオススメ。しかし、N-BOXに代表されるスーパーハイト軽ワゴンは人気が高く高値安定となっている。



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そこで狙い目なのが、背の低い昔ながらのスタイルを持った「軽ワゴン」というジャンルのモデルだ。現在はアルトやミライース程度しかラインアップされていないが、前2席を中心に使うなら不満も出ないし、立体駐車場にも入れることができるのはメリットとなるだろう。



なかでもミライースの2代目モデルは、現行モデルでありながら総額40万円以下でも狙うことができ、スマアシIIIを装着した個体も射程圏内になる。



人気とタマ数のバランスでまさかのお得感! 100万円以下とかありえない「コスパ最強」の中古車をピックアップした
ダイハツ・ミライース(代目)のフロント



コンパクト

各メーカーがラインアップしているコンパクトカーも激戦区のモデルのひとつ。現行型でもトヨタ・ヤリス、日産ノート、ホンダ・フィット、マツダMAZDA2、スズキ・スイフトとさまざまな車種が存在している。そんなコンパクトカーのなかでコスパに優れた1台といえそうなのが、先代ノートのe-POWERモデルだ。



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日産ノートe-POWER(2代目)の走行写真



エンジンで発電し、モーターで駆動するというシリーズハイブリッド方式を採用し、その電気自動車的な走り味で一躍人気車種となったノートe-POWERだが、先代モデルであれば総額60万円ほどから狙うことができる。



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日産ノートe-POWER(2代目)のエンジンルーム



高速道路をガンガン走るようなシチュエーションでは燃費が悪化しがちなシリーズハイブリッドだが、街乗りで使用するなら低燃費をキープできるし、衝突被害軽減ブレーキも備わるので安心感も高い。



人気カテゴリーにも掘り出し物多し!

ミニバン

多人数乗車が可能なミニバンも人気ジャンルのひとつだが、もともとの車両価格が高めであるうえに人気ということで、中古車でもなかなか掘り出し物には巡り合えないイメージがある。そんなミニバンのなかで買い得感が高いのが、現行型オデッセイの前期モデルだ。



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ホンダ・オデッセイ(5代目)のフロント



現在は2023年12月に再販されたモデルが絶賛販売中の5代目オデッセイだが、2013年11月に登場した初期モデルのガソリン車であれば、衝突被害軽減ブレーキ付のアブソルートでも総額60万円前後から狙うことができる。



さすがにHonda SENSINGにアップグレードされたモデルはこの価格では厳しいが、それでも総額100万円台前半から見つけることができるので、装備を考えればお買い得といえるだろう。



SUV

現在、圧倒的な人気を誇るクロスオーバーSUVだけにこちらも高値安定のジャンルとなっているが、なかにはコストパフォーマンスに優れる中古車も存在している。

そのなかのひとつが4代目のスバル・フォレスターだ。



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スバル・フォレスター(4代目)のフロント



スバルが誇る水平対向エンジンとシンメトリカルAWDを全車に搭載するフォレスターは、高い走破性と快適性を併せ持つ使い勝手のよいサイズのクロスオーバーSUVとなっているが、4代目モデルから運転支援システムのアイサイトを搭載したこともトピックのひとつ。



そんな4代目フォレスターは、中古車としては50万円台から見つけることができ、アイサイトがVer.2からVer.3へアップデートされたD型以降のモデルでも総額100万円以内から見つけることができるのだ。

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