この記事をまとめると
■トヨタ・カローラの名前が付いた派生モデルが多数存在



■北米市場で販売されていた車種を日本国内で売るために名前を冠したモデルも存在した



■名ばかりモデルも存在していた



カローラの派生車が個性的すぎる

トヨタが世界に誇るベーシックカーとして、日本のみならずさまざまな国と地域で愛されているカローラ。そんなカローラは4ドアセダンを基本形として、現在はスポーツ(ハッチバック)、ツーリング(ステーションワゴン)、クロス(クロスオーバーSUV)、そしてホッテストモデルのGRカローラと、幅広いラインアップを誇っている。



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またこれ以外にも過去にはカローラの名前を冠したさまざまなモデルが存在していたので、今回はそんな変わり種カローラを振り返ってみたい。



カローラルミオン

カローラの名前を冠していながらも、カローラらしさを感じさせないモデルの代表格ともいえるのが、2007年に登場したカローラルミオンだろう。



真のカローラファンには納得いかん! 「カローラの威光」はわかるけど明らかに「らしくない」派生モデル4台
トヨタ・カローラルミオンのフロントまわり



日本で販売されるカローラシリーズの車種としては初めて3ナンバーサイズのボディを纏ったカローラルミオンは、ボクシーなスタイルが魅力のトールワゴンであり、スタイルは初代bBを彷彿とさせるものとなっていたのだが、それもそのはず、じつは北米ではxB(北米でのbBの車名)の2代目モデルとしてリリースされていたのだ。



ではなぜ日本では2代目bBとして登場しなかったかというと、日本ではすでにパッソベースの2代目bBが登場していたことと、カローラユーザーの若返りを狙って日本ではカローラシリーズとして投入されたのだ。



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トヨタ・カローラルミオンの走行写真



カローラiM

日本では馴染みのない車名となるカローラiMは北米地域で短期間のみ販売されていたモデルで、姿を見ればわかるように、日本では2代目オーリスとして販売されていたモデルがベースとなっている。



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トヨタ・カローラiMのフロントまわり



そもそもオーリスは一部地域でカローラハッチバックとして販売されていたのだが、北米では当時存在していたサイオンブランドから、サイオンiMとして販売されていた。



しかしサイオンブランドが2016年に廃止となると、車名をカローラiMへと変更し、販売を継続したというワケ。



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トヨタ・カローラiMの走行写真



カローラ扱いされなかったモデルも

カローラII

カローラの名前を冠していながらも、カローラとはメカニズム面でまったく関連がないという変わり種モデルが1982年に初代モデルが登場したカローラIIだった。



このカローラIIは2代目のターセル/コルサの兄弟車として登場し、当時の販売チャンネルであったカローラ店において、カローラの下のクラスを担うモデルとして投入された。



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トヨタ・カローラII(初代)のフロントまわり



ただカローラとのバッティングを避けるため、ターセル/コルサに存在していた4ドアセダンは最終型となる4代目モデルまで一貫して設定されなかった。



ちなみに4代目カローラIIでは小沢健二の歌うCMソングの「カローラIIにのって」が話題となり、遅れてCD化がなされたという逸話もある。



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トヨタ・カローラII(4代目)のフロントまわり



カローラスパシオ/カローラ・ヴァーソ

カローラシリーズのなかでは唯一、3列シート仕様が存在するミニバンのジャンルに分類されるのが、カローラスパシオだった。



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トヨタ・カローラスパシオ(初代)のフロントまわり



初代は8代目、2代目は9代目のカローラがベースとなっており、いわれてみればカローラっぽいルックスをもっていたが、ミニバン的なボディ形状となっていたため、カローラ感は薄く、単に「スパシオ」と呼ばれることも多かった。



ちなみに欧州ではカローラ・ヴァーソという車名で販売されており、日本でスパシオが終売したあとも現地独自のモデルが登場しており、2009年まで販売されていた。



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トヨタ・カローラヴァーソ(欧州仕様)の走行写真

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