この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2025が開幕■今回から「こどもビリティ」というエリアが新設された
■「こどもビリティ」について詳しく解説する
各社がこどもにピッタリの体験型コンテンツを用意
大阪オートメッセ2025で、いちばん新しい試みが「こどもビリティ」。地上階からエスカレーターまたはエレベーターで、6号館の3階ごとCゾーンへアクセスできる。
ここは、こどもにクルマやモビリティの楽しみや面白さを気軽に体験してもらうところ。
オートバックスは「こどもばっくす」と題して、昨年の50周年記念の展示でも好評だった、プロのメカニックと一緒に挑戦するタイヤ交換体験、ガライヤ・スーパーGTとレーシングスーツを着用しての記念撮影、こどもが描いた絵がその場で缶バッジになるサービスなどを展開している。

地元・大阪のダイハツ工業は、カーデザイン教室と題して、本職のデザイナーたちとデジタルスケッチや線画にカラーリングを施したり、クレイ粘土でスケールモデルのクルマを形作ったり、ムーブ キャンバスの実車スケールのクレイモデルを削り込むといった内容で、手軽かつ本格的にデザインの仕事を体験できる。

タミヤとレクサス/GRはコラボして、最新のミニ四駆をキットから組み立ててサーキットで走らせるところまで体験できるパッケージを組んでいる。しかも対象車種はレクサスLBX MORIZO RRで、1/1スケールの本物仕様まで展示しつつ、白ボディ仕様は大阪オートメッセ2025限定のスペシャルモデルという凝りよう。大人もこどもと楽しめる内容だ。

スーパーフォーミュラのマシンに乗れる!
横浜ゴムはスーパーフォーミュラでもおなじみ、「YOKOHAMAキッズライド」を大阪オートメッセで実現。スーパーフォーミュラマシンのコクピットに乗り込んで、雰囲気やメカニズムを堪能できる。記念撮影ももちろんOKだ。他にも横浜ゴムは、他館の同社ブースと併せて巡るスタンプラリーも催しており、コンプリートすると記念品がもらえる。

NAPAC(日本自動車用品・部品 アフターマーケット振興会)は、その場でこどもを対象に発行してくれる「くるま好き免許証」を用意。くるま好き免許証は本物のそれと同じサイズであり、所有する楽しみは大きい。
ガレージ愛知はタミヤの1/12スケールのRCカー、「ランチボックス」の実車版を展示。約10倍のスケールにするにあたり、ベース車両は何とジムニーシエラとエブリィが用いられている。1.5m以上もリフトアップされ、製作に2年を費やしたという。記念撮影に加えて、運転席の高さまで登れるハシゴも置かれ、引っ張り体験ができるウインチも備えている。

スバルは「ぶつからないミニカー」体験と、GT300マシンへの同乗体験を提供。前者は白く塗られていない状態のミニカーで、ペンで色づけをした後に、障害物に対してピタリと止まるという、アイサイトのエマージェンシーブレーキと同様の体験させてくれる。もちろん屋外の会場ではこどもも大人も問わず、実車でその効果を体験可能だ。

神戸を中心に輸入車販売ディーラーを展開するジーライオングループは、フォルクスワーゲン・タイプIのウインドウやボディパネルを黒板化して、自由に描き込めるお絵描きコーナーを設置。クルマを触る楽しみを通じて、記念撮影など思い出作りができる。

無料の配布物を使った体験や、景品や記念品の進呈は、定員や数量に達し次第、終了することもある。整理券も開場から早々に配られるので、最終日はあらかじめ考慮しておきたい。