この記事をまとめると
■大阪オートメッセ2025が最終日を迎えた■EVスマートモビリティ体験エリアが大盛況だ
■とくに注目されているのが「eNEO」の三輪電動バイク
「NEO-ONE」と「NEO-Light」が人気
2月7日(金)から9日(日)までインテックス大阪で開催されている、西日本最大級のカスタムカーの祭典「第28回大阪オートメッセ2025」。
6B号館奥で展開されている、WEB CARTOPとCARトップブースの「EVスマートモビリティ体験エリア」には、電動キックボードや電動アシスト自転車、二輪・三輪電動バイクを取り扱う各社が出展し、最新モデルを披露。電動キックボードや電動アシスト付き自転車、さらには三輪電動バイクも試乗できるコースが設けられ、連日大盛況となっている!
そのなかでもとくに来場者の注目を集めているのは、2024年9月に誕生したばかりの小型EVブランド「eNEO」の三輪電動バイク「NEO-ONE」と「NEO-Light」だ。
「eNEO」は1936年創業の造船会社・大阪造船所をルーツとし、2000年に現在の社名へ改称したダイゾーが、4年ほど前から大阪・南港(なんこう)で他社の小型モビリティの受け入れ検査を代行するなかで、「当社ならもっといろんなことができる、事業としての可能性がある」と判断し、2年前に企画を開始。2024年9月1日に「eNEO」発足を発表し、翌10月1日よりwebサイトをオープン、オリジナルモデル「NEO-ONE」と「NEO-Light」の予約受付を開始した。

「NEO-ONE」と「NEO-Light」はいずれも側車付き軽二輪車に区分されるため、普通自動車免許で運転でき、ヘルメットの装着義務はなく、車庫証明も継続車検も不要。100Vまたは200Vで充電できる、前席ひとり・後席ふたりの3人乗り三輪電動バイクとなっている。
会場で「NEO-ONE」の試乗ができる!
内外装のデザインは両車で明確にキャラクターがわけられており、「NEO-ONE」は鋭くスポーティなエクステリアと黒を基調としたインテリア、「NEO-Light」は曲線基調の近未来的なエクステリアとベージュの明るいインテリアが大きな特徴。
標準設定されているボディカラーは、「NEO-ONE」がマットブラック、ホワイト、シルバーの3色。「NEO-Light」はパウダーアイボリー、クリームイエロー、ライトグリーン、ミストブルー、ホワイトの5色。「NEO-ONE」は定番の白黒シルバー、「NEO-Light」は明るくポップなパステルカラーで構成されているが、オプションでオリジナルカラー塗装を特注することも可能だ。

なお、両車ともバックモニター兼用フルデジタルメーターを採用するが、そのグラフィックは「NEO-ONE」が2眼アナログ風、「NEO-Light」が7セグメント式とされているのも面白い。
性能も両車で若干異なり、モーター出力は「NEO-ONE」が3kW、「NEO-Light」が2kW。タイヤサイズも「NEO-ONE」のほうが大きめと、「NEO-ONE」のほうが若干高性能な位置付けになっている。なお、航続距離100km、最高速度50km/h、バッテリー寿命約2000回、充電時間が100Vで6~7時間、200Vで3~4時間という点は共通だ。

価格は「NEO-ONE」が税別89万円、「NEO-Light」が80万円。各車の試乗ができる直営店舗はダイゾー大阪本社Garage(大阪府大阪市港区福崎3-1-201)のほか、渋谷松濤Garage(東京都渋谷区松濤1-8-15)もある。問い合わせや商談は両店舗のほかwebサイトからも可能なので、気になった人は要チェックだ。
「EVスマートモビリティ体験エリア」の試乗コースでは、このうち「NEO-ONE」が試乗可能。親子連れの家族が3人で乗り、試乗を終えた後に満面の笑みを浮かべて「NEO-ONE」を降りる姿が度々見られた。

そんな最新の電動モビリティを見て触れられる 「EVスマートモビリティ体験エリア」を見逃すな!