来場者は前回から倍増の130万人!
「来場者100万人を目指す!」。 第46回東京モーターショーを主催する日本自動車工業会が掲げた目標だったが、結果はなんと130万人を達成した。2年前の先回が77万人だったので、ほぼ倍増。
無料入場となったメイン会場が「フューチャー・エキスポ」。トヨタの商業施設MEGA WEBを流用して、未来を感じてもらうためのエンターテインメント満載の空間とした。仮想現実を体験できるコーナーなど、これまで東京モーターショーに来なかった家族連れが気軽に触れることができるアトラクションがいっぱい。特別イベントしては、ネット上でスポーツゲームを競うEスポーツ大会も人気を博した。
「フューチャー・エキスポ」では、外国人の姿もよく見かけた。彼らは報道関係者ではなく、一般の旅行客だ。東京観光でお台場に来たついでに、ぷらっと寄ってくれたようだ。
海外メディアの見方は厳しい
では、海外からの報道関係者の東京モーターショーに対する評価はどうか? はっきり言えば、評価どころか、現地に来てもいない。なぜならば、彼らにとって東京モーターショーは国際格式のモーターショーという意識がすでにないからだ。
フォルクスワーゲングループやBMWなど、世界の主要メーカーは東京モーターショーから撤退。また、日系メーカーの発表でも、世界市場に大きな影響を与えるような量産車やコンセプトモデルが見当たらず「しょせん、国内向けのショー。わざわざ東京まで行く必要もない」というのが、海外メディアの本音である。
ただし、こうしたモーターショー地盤沈下現象は東京に限らず、世界各地で同時多発的に発生している。近年、EVや自動運転など、自動車に関する進化は目ざましいのだが、そうした最新技術がユーザーの心にはいまひとつ刺さらない。また、自動車のキモである外装デザインについても、衝突安全への対応などもあり、各メーカーでの個性が薄れており、差別化が難しい。
そうしたなかで、自動車メーカー側がモーターショーという場で、単純にクルマを並べるだけの宣伝手法に限界を感じてきており、そのためショーからの撤退が相次いでいる。そんな中身の薄いショーを見来る人が減るのも当然だ。
こうした世界的な、モーターショー地盤沈下時代にあって、東京モーターショーのエンターテインメント化は、次世代モーターショーの「ひとつの可能性」を示したといえるかもしれない。

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