身近なもので対処できるケースもある!

冬場は環境の変化が大きくて、ドライブは気を使うことが多い。気を使うだけで対応できればいいが、急激な変化だとパニックになったりする。人間というのは、体験したことないものや知らないものに接するとパニックになりがちなので、事前に知識として知っているだけでも余裕が生まれ、うまく対処ができるようになる。

今回は知っておきたい知識をまとめてみた。



1)ガラスの霜が取れない

出かけようとしたらガラスにガッチリと霜が付いていてワイパーでも取れない。ウォッシャー液を噴射しても凍ってしまうし……。ベストなのは解氷スプレーを積んでおくことだが、ない場合は水を大量にかけるのでもOK。少量であれば凍ってしまうが、大量なら溶ける。ただお湯はガラスが破損する可能性もあるので、避ける。またアルコールで溶けるので、消毒用のアルコールがあれば簡単に溶かすことはできる。



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2)曇りがひどい

乾燥がイヤでエアコンを使わない人はけっこういるが、朝イチのひどいときには使うべきだろう。ただ、それでもすぐに取れないことがある。外気導入にしたり、フロントデフォッガーにしたりすると早くはなる。それ以上にガラスクリーナーで拭くか、ない場合は固形石鹸を水につけてタオルに含ませたもので拭くと曇り止めになって、再度曇ることはない。



【毎年のことなのにパニックに!】事前に知っておけば避けられる冬のドライブでの危険と回避する方法6つ



3)一見乾いたアスファルトにみえる凍結路

雪国の方なら、路面の見極めには慣れているだろうが、慣れていないとアスファルトなのか、凍っているのかはわかりにくい。とくにブラックバーンというのはその名のとおり、一見ドライのアスファルト同様に黒いのだが、よく見るとつやつやと濡れたようになっている。これが凍結しているのが見極めるコツだ。



【毎年のことなのにパニックに!】事前に知っておけば避けられる冬のドライブでの危険と回避する方法6つ



雪が積もりすぎや軽油の凍結で翌朝パニック! にならないために

4)雪が積もりすぎて取るのが大変

最近は異常気象で、ひと晩たったらクルマが雪だるま状態ということもある。慣れている地域ならいいだろうが、都市部では軽いパニックだ。そうならないために、まず降る予報が出たら、古い毛布などをかけておくといい。朝、めくれば一気に雪は取れる。もちろん手でかいてもいいが、ルーフは視界に関係ないからとそのままにして走り出さないこと。走っているうちにボロボロと雪が落ちて後続車に迷惑がかかる。



【毎年のことなのにパニックに!】事前に知っておけば避けられる冬のドライブでの危険と回避する方法6つ



5)軽油の凍結

ガソリンは大丈夫なのだが、軽油は凍る。そうならないように雪国などでは凍らない規格の軽油となっているが、問題は非降雪地からスキーなどで極寒地に行ったとき。

ひと晩止めておいたら始動不能ということにもなりかねないので、現地に着いたら給油をしておくことが大切だ。



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6)ライトが暗い

LEDやHIDのヘッドライトは発熱量が小さいので、レンズ表面に付いた雪が溶けにくい。ハロゲンはけっこう熱くなるので、この点では有利。暗いなと思ったら、点検してみるといいだろう。レンズウォッシャーが付いていれば適宜使用し、事前に撥水剤を塗っておくのもいい。



【毎年のことなのにパニックに!】事前に知っておけば避けられる冬のドライブでの危険と回避する方法6つ