NEXCOによれば住宅地や学校、病院の近くに設置される

高速道路やバイパスで、子供の寝顔のイラストとセットになった「静かに」と書かれた青い看板を見かけたことがないだろうか。



あの「静かに」の看板があるエリアを通過するとき、ドライバーは何に気をつければいいのかを、NEXCO中日本に聞いてみた。



Q1 『静かに』の看板はどのようなところに設置してあるのでしょう?
A1 「あの看板は、住宅地のそばを通るところや、病院や学校のそばの道に設置しています」



Q2 『静かに』の看板を見かけたら、ドライバーは何を気にすればいいのでしょうか?
A2 「利用者の皆様には、不要なアクセルの踏込等をやめていただければと思います」



法的拘束力はなくマナーを向上させるためのもの!

Q3 いわゆる法的拘束のある道路標識なのでしょうか?
A3 「『静かに』の看板は、法的云々といった類のものではなく、『マナーのいい、静かな運転を』という、『お願い』が目的で設置させていただいております」



というわけで、『静かに』といわれてもドライバーにできることは限られているので、何か特別なことをしたり、あるいは何かをしてはいけなかったりというのではなく、「普通に走ってください」という意味程度の解釈で間違いないようだ。



高速道路の「静かに」の看板! 走行中のクルマはどう対応するの...の画像はこちら >>



逆に、走行中に『騒がしく』というオーダーがあったとしても、急発進はできないし、空吹かしも難しく、急ブレーキは緊急時以外だと危険なだけで、あとはクラクションを鳴らすぐらい?



そのクラクションも、道路交通法で、「法令の規定による場合と、危険を回避するために必要なやむを得ないとき以外は、鳴らしてはいけない」(第54条)と定められていて、これに背くと「警音器使用制限違反」(違反点数0点、反則金3000円)に問われるので、『静かに』の看板がなくても、むやみには使用できない……。



高速道路の「静かに」の看板! 走行中のクルマはどう対応するのが正解か?



常識的には『静かに』の看板があろうがなかろうが、わざと「うるさく」する人はいないので、マナーアップ看板のひとつと思っておけばいいのだろう。

編集部おすすめ