
プロパイロットがナビ連動になるなど先進安全装備も充実!
日本向けの日産車ではデイズ、セレナに並ぶ人気のコンパクトカー、ノートが8年ぶりに世代交代。3代目となった新型は、ひと目見た瞬間「なんだこれは!?」と目が点になる驚愕のフルモデルチェンジだった!
その一番の原因はなんと言っても、新しいNISSANエンブレムを各部に冠したエクステリアだろう。発売1年前ながら2020年7月に正式発表されたクロスオーバーEV「アリア」をそのまま低く小さくしたようなデザインで、未来のクルマが今この時代に具現化されたかのような錯覚に囚われる。初代および2代目ノートが無難にまとめられていたのとは好対照だ。
しかしながら、全長×全幅×全高は4045×1695×1505mm(シャークフィンアンテナを装着する「X」グレードは1520mm)、ホイールベースは2580mmと、全幅以外は2代目ノート(同4100×1695×1520mm、2600mm)よりもむしろ小さくなっているのだから、驚くよりほかにない。

インテリアも同様に未来的で、近年のフランス車、それも同じアライアンスのルノーではなく、ライバルのプジョーを思わせるアバンギャルドな装い。7インチのフルデジタルメーターと9インチのナビを組み合わせたバイザーレスのディスプレイ、手の平に収まるシフトノブ、フラットな形状に一新されたスイッチ類など、各部のインターフェイスを見て触れて、さらには通知音を聞いても、新世代のクルマに生まれ変わったことを体感させてくれる。