オシャレの仕方にも注意が必要
なかなか先の見通しが立たないご時世ですが、もしデートするなら「やっぱりドライブがいいな」と考えているカップルも多いのではないでしょうか。感染症予防のためだけでなく、人ごみを避けて寒い中を移動し続けるのってけっこう大変だし、なによりクルマなら、2人きりになれる空間が嬉しいものですよね。
ただ、冬のドライブデートにはちょっと気をつけたいポイントが。
1)コートは脱いでから乗る
まずは、冬のお出かけには欠かせないコート。もこもこのファーやダウン、ロング丈のコートも相変わらず人気ですよね。クルマを始動してすぐは、まだ車内も暖まっていないので、思わずコートを着たまま乗り込んでしまいたくなりますが、そこをグッと我慢して、コートを脱いでから乗り込むようにしましょう。これは、ヒーターをつけた車内はどんどん暖まってくるので、途中で暑くて脱ぎたくなってしまう可能性が高いからです。
コートを脱ぐにはシートベルトを外す必要があるわけですが、走行中にその行為はとっても危険。だからと言って、コートを脱ぐためだけにわざわざ路肩や駐車場に停めてもらうのも面倒だし、場所によってはそれが原因で渋滞が起こってしまうことも。もし、暑いからコートを脱ぎたいと彼に言い出せず、ガマンして着たまま汗をかいたりしてしまうと、外に出た時にその汗が冷えて、風邪を引く原因になってしまうかもしれません。なので、コートは脱いでから乗り込み、膝にかけるなどして体温調節がしやすいようにしておくといいですね。
2)長いマフラーを垂らさない
次に、冬のオシャレのポイントにもなるし、防寒対策としても有効なマフラーやストール。これもドライブの時は注意したいところです。もし、マフラーがほどけて長く垂れ下がっていたりすると、乗り降りの際にドアに挟んでしまって、そのまま車外に歩き出して首を締めてしまうことにもなりかねません。助手席ではしゃいでいて、知らず知らずのうちにハンドルに巻きついてしまったり、何が起こるかわからないので、あまり長いマフラーをしないようにしたり、するならしっかり首に巻きつけておくように気を配るなど、注意して欲しいと思います。

3)ドアを開けるときに静電気対策をする
続いては、冬になると私たちを悩ませる静電気。これはやっぱり、クルマでも同じです。

これを防ぐには、肌を乾燥させないことや、クルマを触る前に地面を触って、放電させてから乗り込む、という対策が有効。また最近は除菌のためにアルコールジェルやウェットティッシュを携帯している人も多いと思いますので、ドアに触れる前にジェルで指先を濡らしたり、ウェットティッシュを1枚かませてからドアを開けるといいと思います。

エアコンを付けたクルマの中は想像以上に乾燥している
4)肌の乾燥は要対策
次は、お肌の美容を気にする女性の大敵、乾燥。ヒーターをつけた車内は想像以上に乾燥し、お肌の潤いをあっという間に奪ってしまうので、対策は必須です。せっかくデートのためにメイクを頑張って行ったのに、途中で鏡を見たら目のまわりがシワだらけ! なんて悲劇にもなりかねないんです。もし、彼に内緒で対策をしたい場合には、お手洗いなどに立ち寄った際に、メイクの上からもスプレーできる化粧水で潤い補給を。この時、化粧水だけだとまた水分が奪われてしまうので、必ず化粧水の後に乳液やクリームなどの油分でフタをするのを忘れすに。

また、お肌だけでなく体内の水分も不足しがちになるので、お水をしっかり補給しておきましょう。そして、彼と一緒に乾燥対策ができるのなら、タオルなどを濡らしてダッシュボードなどに置いたり、後席のグリップにハンガーでかけたりして加湿を。電源ソケットやUSBで使える車内用の加湿器を設置するのもいいと思います。

5)冬のヒールは要注意
最後は、朝晩の冷え込んだときや、気温が低い雨の日、ちょっと遠出をして山などへ出かけた時に注意したいのが、乗り降りの際に滑らないようにすることです。女性はデートで気合を入れてハイヒールなどを履くこともありますが、目的地についてドアを開けて降りようとしたら、地面が凍結していてツルッと滑った、なんて場面を目にします。気温が下がってきたなぁと思ったら、そうならないように乗り降りは慎重に。橋の上なども路面が凍結しやすいので、できれば安定感があって滑りにくい靴を履いていくことをオススメします。

空気が澄んで、遠くの景色まで見えたり、星空やイルミネーションがいつもよりきれいな冬はドライブデートにぴったりの季節。冬ならではの注意点を頭に入れながら、ぜひ素敵なドライブデートを楽しんでくださいね。