クルマの理屈を知っておくことも重要

「クルマの運転が上手くなりたい」。免許を取ったばかりの人はもちろん、それなりのキャリアを積んだドライバーでもそう思っている人は多いはず。



なにせ、自動車学校を卒業したあとは、誰にも運転を教わることがなく、いわば我流で乗っているのだから、同じ年数ハンドルを握ったとしても、スキルに大きな差が生じるのは仕方がないこと。



でも、運転が下手な人、苦手な人がそれを克服するにはどのような手だてがあるのか。それもなるべく短期速習で! それなら下記の方法はどうだろうか。



1)理を知る

物事を学んだり修行するには、理論、理屈、知識から入る方法=理入と、実践、行動、実行から入る=行入がある(二入四行論)。



クルマは工業製品で機械的特性を持っているので、その操作に精通するためにはある程度クルマの理屈を知っておくことが重要だ。



教習所で学んだことだけでなく、なぜ走って、なぜ止まって、なぜ曲がるのか。FF、FR、4WDの違い。背の高いクルマと低いクルマ、車重と運動性能の関係といったことに加え、上手い運転=スムース&セーフティドライブのコツなどを、動画やネット、書籍、雑誌などから情報収集し、もっと考えて走ることが上達への第一歩となる。



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2)ドライビングポジションを見直す

運転の基本の「き」の字は、ドライビングポジションにある。身体をしっかりホールドさせ、手足を自由かつしなやかに動かせる“正しいドライビングポジション”で運転できている人は、非常に少ない。



まずシートに深く座って、背もたれを立て気味にし、身体のGセンサーの要となる体軸を真っ直ぐ動かさないようにする。そして肩を背もたれに付けたまま、手首がハンドルのトップに乗る位置までシートを前進。足はブレーキを一番奥まで踏んだとき、膝が少し曲がるようならOK。運転席は自宅のソファではないので、操作しやすいポジションを最優先するのが肝心だ。



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女性ドライバーは、なぜか運転中に背もたれと背中の間が離れている人がいるが、あれでは身体に無駄な力が入るし、クルマからのインフォメーションもキャッチできなくなってしまう……。



努力すれば誰でも上達できる!

3)道具を選ぶ

「弘法筆を選ばず」というが、どの分野でも初学の者ほど道具選びは大事。できれば運転しやすくて、素直な特性を持ったクルマで練習するのが望ましい。



それは決して特別なクルマではなく、いわゆるエントリーカーで十分。視界がよくて、コンパクトで、メーターの視認性がよく、きちんと整備されたクルマなら何でもいい。



もちろん、マツダのロードスターや、スズキのスイフトスポーツ、トヨタの86のような、モータースポーツ入門に適したクルマなら理想的だ。



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4)肩の力を抜く

運転が苦手な人はどうにも力んで運転している人が多い。運転上達に一番必要なことは、リラックスとコンセントレーションを両立させること。



運転が上手くなりたかったら、クルマに乗ったらまず深呼吸。そして運転中もときどき意識して肩の力を抜くこと。そうすれば視界も広がり、落ち着いて走れる。



人は緊張すると視界が狭まり、動きがぎこちなくなり、疲れやすくなるので、呼吸が浅くならないようにし、肩の力を抜くことを心がけよう。



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5)トレーニングを受ける

上達したいなら、距離を走るのが一番というのも真理だが、自己流で経験を積んでもなかなか上手くならないのも事実。タクシーの運転手などは、ハンドルを握っている時間は長いのに、運転スキルは及第点以下という人も珍しくない。



というわけで、短期で上達したいのならば、きちんとしたスキルアップトレーニングを受けるのが近道だ。

ネットで探せば、メーカー主催のものから、プロドライバーがレクチャーする各種ドライビングスクールまでいろいろ見つかるので、自分と自分のクルマにあったプログラムを選んで受講してみるといいだろう。



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たとえば、ツインリンクもてぎのASTP(Active Safety Training Park)などは、基礎から応用、リスク体験など、非常に豊富なメニューがあり、講習車両のレンタルも可能。ホンダのドライビングスクールなので、料金も手頃でコスパは高い。



ドライビングは、もちろんセンスもモノをいうが、理を知って数をかければ誰でもある程度は上達するもの。上達したいという気持ちを大切に、ポジティブに取り組んでいくことが重要だ。

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