大ヒットに続いたモデルが多数登場した!

現在大流行のクロスオーバーSUVのように、クルマには当然ながら流行り廃りが存在する。そのため、どこかのメーカーが新たなジャンルでヒット作を飛ばすと、他メーカーも同様のジャンルの車種をリリースするというのは、なかば自然の摂理とも言えるだろう。



しかし、そんな大人気ジャンルに参入したはいいものの、残念ながらヒット作に至らなかった、そんな不幸なモデルをピックアップしたい。



1)トヨタ・カリーナED→三菱エメロード

セダンにもかかわらず、見ためを最優先した低いシルエットのピラーレスハードトップが大流行した80年代後半から1990年代前半。その口火を切ったのがカリーナEDである。



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カリーナEDの大ヒット後、マツダ・ペルソナや日産プレセアといったピラーレスハードトップモデルが多数登場したのだが、その最後発とも言えるのが三菱エメロードだった。



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ただ登場した92年はすでに全高の低いピラーレスハードトップモデルの人気も下火になりつつあったタイミングであり、当時の三菱はほかにもセダンタイプの車種が多くラインアップされていたことから販売は低迷し、結局96年の終売までの間で2万台に満たない台数しか販売されなかったのである。



経営危機を救ったモデルに続いたものの陰に隠れたモデルも

2)ホンダ・オデッセイ→日産プレサージュ/バサラ

当時流行していたRV車やワンボックスカーをラインアップしていなかったホンダが、自社の生産ラインで作れる最大サイズの多人数乗車として送り出したオデッセイ。



その制約からスライドドアの採用を見送り、プラットフォームの一部をアコードと共有したことで4輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションになったことが逆に功を奏し、セダン感覚で運転できるミニバンとして一躍人気車種に躍り出た。



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そんなオデッセイの対抗馬として98年に日産が送り出したのがプレサージュ/バサラだった。ヒンジドアを持つ3列シートで、2.4リッター(のちに2.5リッターへ換装)とV6 3リッターエンジンをラインアップする点もオデッセイと瓜二つ。唯一異なるのはディーゼルターボ仕様も用意していたことくらいだった。



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しかし、走りの良さという面ではオデッセイに遠く及ばなかったプレサージュは、フルモデルチェンジで早々にヒンジドアからスライドドアへと路線変更してしまっている。



3)マツダ・デミオ→ダイハツ・パイザー

当時、5チャンネル化の多角経営の失敗により、経営危機に陥っていたマツダを救った救世主として知られるのが1996年に登場した初代デミオだろう。コンパクトカーのフェスティバのコンポーネンツを流用してミニバン風に仕立てられたモデルで、シンプルなデザインと道具感がヒットにつながったと言えるだろう。



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一方のパイザーも、じつはデミオと同じ96年8月にデビューしており、厳密にはデミオのヒットを受けて急造されたものではないのだが、近しいコンセプトを持ちながら販売面では大きく水をあけられた不遇のモデルだ。



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デミオに比べると無国籍風のルックスや、軽自動車のイメージが強いダイハツ製であること、そしてギリギリ立体駐車場に入らない全高など、微妙な差が積み重なってこういう結果になってしまったのかもしれない。

結局、往年のグラビアモデル、アグネス・ラムを起用した「おっ、パイザー」という今では多方面から怒られること間違いなしのCMのみが知られるところとなってしまったのは残念である。



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