軽自動車やファブリックシートが適していることも!

今度の休日は、彼女と初めてのドライブデート。愛車がなくても、最近はレンタカーのお手頃なプランもあるので、そんな計画をしている男性も多いのではないでしょうか? でも、どんなクルマで迎えに行ったら彼女が喜んでくれるのか、よくわからないという場合も多いようです。もちろん、好きな彼と一緒なら、どんなクルマだろうと女性にとっては楽しい時間になるはずですが、せっかくなら、最高に楽しい時間にしてあげたいものですよね。

そこで今回は、多くの女性に取材して得た回答などを踏まえて、女性はドライブデートにどんなクルマを求めているのか。その本音をご紹介したいと思います。



1)エクステリア

まず1つ目は外観ですが、とにかく街中で目立ちすぎる見た目は正直、恥ずかしいもの。たとえばボディカラーが真っ黄色、どぎついピンク、派手派手の柄モノなど。小さなサイズのクルマならまだいいですが、大きなサイズになるほど、目立つカラーは乗るのが恥ずかしいなと思われがちです。万能なのはやはり白、黒、ブルーで、赤もワインレッドのような落ち着いた赤なら、嫌われることはないでしょう。



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そしてボディタイプは、室内がある程度広くて快適そうだなと思わせるものが人気があります。SUV、セダン、ハッチバック、意外にもホンダN-BOXなど軽自動車のハイトワゴン系も好感度が高いです。スポーツカーは、ドライブデート未経験の女性は「かっこいい」「特別感があって素敵」と喜んでくれることも多いのですが、一度でもスポーツカーでドライブデートを経験してしまうと、いろいろと不便だったり気を使ったり、スピードを出されて怖い思いをしたりして、敬遠するようになっていきます。ただ、なかにはそうした非日常感やスリルが病みつきになって、好きな女性もいますので、もしどうしてもスポーツカーで迎えに行きたい場合は、そちら側の女性であることに賭けてみるのもいいでしょう。



そしてデザインは、通称「丸目」と呼ばれるまん丸な瞳のようなヘッドライトが人気があります。日本車ならN-BOXやN-WGN、N-ONEなどホンダ車や、ジムニーやクロスビー、ハスラーやラパンなどスズキ車に多いですね。輸入車ではMINIやフィアット500といった普遍的人気のモデルが丸目のライトを採用しています。



女子の本音は「高級車」なんか求めちゃいない! ドライブデートに望む「クルマ」の条件5つ



2)インテリア

2つ目はインテリア。見た目にゴージャスでテンションが上がるのはレザーシートなんですが、じつは女性からするとちょっと緊張してしまうものなのです。ネイルなどで傷をつけてしまったらどうしよう、汚さないように気をつけないと、など、レザーシートは乗り降りのたびに気を使います。とくに、生理中にアイボリーやホワイト系のレザーだと、乗っている間も気が気じゃなくて、デートに集中できないかも……。それにもし彼女がミニスカートを履いていたら、レザーシートは座った瞬間にヒヤッとするんですよね。なので、シートはブラック系のファブリックシートがいちばん彼女をリラックスさせてくれます。



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また、助手席にもシートの前後スライドや高さ調整が付いていると、乗り降りしやすい位置や、走行中にもより快適な位置に合わせてあげることができます。小柄な彼女なら、乗り降りの時は少し座面を低めにしてあげて、走行中は座面を上げてあげると景色がよく見えますよね。でも逆にスラリと長身の彼女なら、乗り降りの時は座面を上げて、走行中は少し下げてあげると、安心感のあるシート位置になります。運転席と同じ位置で助手席が横並びになっていると、スピード感を感じすぎて怖いと感じたり、話をする際にも常に目が合ってしまって緊張したりするので、助手席を少し後ろの位置にしてあげると、よりリラックスできると思います。



イルミネーションなどの装備は気分を高める

3)装備

3つ目は、あると女性が喜ぶ装備として、まずはUVカットガラスと左右で別々に温度設定ができるエアコン。これは鉄板ですね。真夏にオープンカーで迎えに来るなんてのは、女性からすると論外ですが、良かれと思って車内をキンキンに冷やしておく男性もビミョウなところです。女性は寒がりだったり冷え性の場合も多いので、エアコンは控えめが嬉しいのです。

でも、自分のせいで彼が暑い思いをするのも気がひけるので、運転席と助手席で温度設定が変えられる機能があると、すごく気がラクになるというわけです。もちろん、寒い時期ならシートヒーターがあると嬉しいですね。



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あとは、なくてもいいですがあると夜間のドライブデートが盛り上がるのが、車内のイルミネーション。足もとやエアコン吹き出し口、カップホルダーのあたりがほんわかとブルーやホワイトに灯るイルミネーションは、車内をとてもムーディーな雰囲気にしてくれます。メルセデス・ベンツでは64色から好きな色が選べたり、アルファードではいろんな色が順番に灯るモードがあったり。オプションでイルミネーションが用意されている車種も増えています。雰囲気が良くなるだけでなく、暗い場所でも手もとがよく見えるようになるなど、室内の使い勝手もアップしますね。



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4)行き先に合わせたクルマの選択

4つ目は、ドライブデートの目的地や経由地に合ったクルマかどうか。これも重要です。たとえば、もし目的地の駐車場が機械式立体駐車場だったりしたら、車幅が大きすぎたり、車高が低すぎたり、全高が高いクルマは利用できませんよね。そうなると、離れた場所の駐車場に停めることになったり、諦めて別の目的地を探す羽目になったりと、計画が狂ってしまいます。



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また、もしアウトドアレジャーなどでオフロードを走るような場所に、高級セダンなどそぐわないクルマで行ってしまったら、汚さないよう、傷つけないように気を使うし、スタックして進めなくなってしまう可能性もゼロではないですよね。先に行き先を決めてから、それに合うクルマを選ぶか。

先にクルマありきで、目的地を選ぶか。そこは自由ですが、せっかくのデートを台無しにしないよう、しっかりチェックしてほしいところです。



5)安全・安心

最後に5つ目は、ドライブデートに誘う本人はあまり気にしていないことが多いですが、誘われる女性側からすると、「彼が運転で疲れるんじゃないか」ということを気にしている人も多いです。最悪の場合の「事故」を心配する気持ちも、やはり少しはあると思います。そこでまずクルマに先進の安全運転支援機能があるかどうかをチェック。高速道路で前走車との車間距離を保って追従してくれるACCが装備されているクルマなら、長距離ドライブやノロノロ渋滞でも、運転の負担や不安が軽減されるので、疲れたりイライラしたりして、車内が気まずい雰囲気になるのを防げます。彼女に気を遣わせてしまわないよう、最後まで疲れやイライラは見せたくないですね。



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そして、お守りがわりとしても、しっかり入っておきたいのが保険です。レンタカーには、基本的な自動車保険が料金に含まれていますが、今一度、何にいくらまでの補償がついているのか、確認しましょう。気をつけたいのは「免責補償制度」で、おおむね5万円の自己負担費用が設定されています。レンタカーの貸し出し時に、プラスで1100円程度を支払うと、その免責費用が免除されるところもありますので、心配なら念のため入っておくといいですね。また、友人や親のクルマを借りる場合にも、保険の内容の確認を。

30歳以下のドライバーには適用されない、同居の家族以外は適用されない、などの設定がある場合が多いので、注意してください。もし不安なら、スマホやコンビニでの決済ができる、1日から入れるドライバー保険に入っておくと安心です。1日800円程度となっています。



ということで、女性がドライブデートで求めるものをいろいろと挙げてきましたが、要約すると願いはひとつ。好きな人と、周囲に邪魔されず安全に楽しくデートがしたい、ということに尽きます。「どっちがいいかな」と悩んだら、それを思い出して彼女が求めるのはどちらなのか、考えてチョイスしてみましょう。もし、ちょっとくらい間違っていても、彼が自分のために選んでくれたんだといいう気持ちが伝われば、彼女は嫌いになったりしないはずです。リラックスして、最高のドライブデートにしてくださいね。

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