トヨタグループとしてダイハツと日野も含む
トヨタは世界最強の自動車メーカーなのか?
自動車メーカーの強さを証明する方法はいくつか考えられる。たとえば、最新の技術を量産する力、または内外装デザインの創造力、はたまた資産の大きさなどいろいろあれど……。一般的には、自動車メーカーの企業としての強さについては、製造台数・販売台数が最重要視される。
四半期決算でも、本決算でも、株主やメディアがもっとも気にするのは前年同期比における製造・販売台数の増減である。クルマというハードウエアを製造する自動車メーカーにとって、どれだけ多く製造し、それらをどれだけ多く販売店に対して卸売り販売したかが、企業としての強さのバロメーターになっているのが実情である。
直近の2020年度は、春から秋にかけて新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、自動車メーカー各社の製造台数実績はグローバルで大きく落ち込んだ。工場の稼働停止や、販売店の休止、さらに消費者の買い控えなどが響いたためだ。
有事という極めて厳しい社会状況のなか、2020年販売台数トップに立ったのは952万8438台のトヨタだった。トヨタといっても、トヨタグループとしてダイハツと日野も含んだ形だ。
続く2位はドイツのフォルクスワーゲングループ(VW、アウディ、ポルシェ等)で、930万5400台。トヨタとの差は22万3038台だった。
この差を極僅かと見るか、またはそれなりに大きいと見るべきなのか?
トヨタは北米の市場回復が早かった
それよりも気になるのは、前年比である。トヨタグループは11.3%減にとどめた一方で、フォルクスワーゲングループは15.2%減と減少幅が大きかった。
トヨタグループとしては5年ぶりにフォルクスワーゲングループから首位奪還したが、要するにトヨタグループは”コロナ禍の影響を最小限に食い止めた”ことがフォルクスワーゲングループに対する勝因だといえる。
仕向け(販売国)別に見れば、世界最大の自動車製造・販売国の中国に対して、フォルクスワーゲングループの依存度は高く、中国市場が他の国や地域と比べてコロナ禍の影響が弱まった時期が早かったことがフォルクスワーゲングループにとってプラス要因となったはずだ。
ただし、地元ドイツを含めた欧州ではそれぞれの国でコロナ禍の影響に差があり、国や地域によっては大規模な規制であるロックダウンが行われた期間が長かった。それがフォルクスワーゲングループにとって大きなマイナス要因となった。
一方、トヨタグループにとっても中国や欧州でのコロナ禍の影響はフォルクスワーゲングループと同じだが、トヨタグループの地元である日本市場でのコロナ禍による自動車販売の影響がグローバルで見ると比較的短く、また少なかったことがプラス要因だ。
また、北米の市場回復が早かったことも、トヨタグループの販売実績を下支えした。
別の見方では、トヨタグループと部品メーカーとの、いわゆるサプライチェーンの”きずな”の強さが証明される場面がいくつかあり、部品の安定供給という面では、フォルクスワーゲングループや第三位のルノー日産三菱アライアンスに対する優位点になったと考えされる。
有事という非常事態だからこそ、各メーカーグループの底力の差が明確になったといえる。

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