この記事をまとめると
■専門店が存在するほど熱狂的なファンのいるSUVがある



■日本では短命に終わったモデルでも海外では後継モデルが売られている場合がある



■クセ強で新車販売が不調だったクルマは中古車の流通台数が少なく探している人もいる



その個性の強さがクセになりいまだ愛される変わり種SUV

世界的なブームとなって久しいクロスオーバーSUVは、軽自動車から超高級車ブランドがリリースしているものまで、大小さまざまなモデルが存在し、まさに選びたい放題という状態が続いている。



にも関わらず、一部の中古モデルには熱狂的な固定ファンがいたり、その車種だけの専門店が存在したりするほどのモデルも存在している。今回はそんなコアで根強いファンがいる中古SUVをピックアップしてみよう。



1)日産ラシーン

1993年の東京モーターショーに参考出品されると瞬く間に話題となり、翌94年に市販車版が発売されたラシーン。



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スクエアでクラシカルな雰囲気を持つ四角いボディが特徴的であるが、プラットフォームは同時期のサニーやパルサー系の4WD車がベースとなっており、当時日産が得意としていたパイクカーの一種にくくられる場合もある。



本格的な悪路走行には不向きであるが、全グレード4WDのみの設定だったことや、メカニズム的には量販車のサニー/パルサー系で信頼性が高いことからも人気が高かったが、最近では漫画「ゆるキャン△」の作中に登場したことでも再び注目が集まっているようだ。



世に出るのが早すぎた斬新スタイリングなクロスオーバーSUV

2)ホンダHR-V

オデッセイやステップワゴンといった名車を生んだ「クリエイティブムーバー」の続編としてホンダがリリースした「J(ジョイフル)ムーバー」シリーズのひとつとして1998年に登場したHR-V。



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ベースとなったのはコンパクトハッチバック車のロゴであったが、大径タイヤの装着などによって大きく嵩上げされた最低地上高を持っており、今見ても唯一無二の独創的なフォルムを持っていた。



当初は3ドアモデルのみだったが、のちに実用性の高い5ドアモデルも追加。この5ドアモデルは単にドアの枚数を増やしただけではなく、しっかりホイールベースも100mm延長されている点はさすがと言える。



なお、日本では1世代で消滅してしまったHR-Vではあるが、海外の一部地域ではヴェゼルがHR-Vの名前を受け継いでおり、現在は2代目ヴェゼルが3代目HR-Vとして登場しているのだ。



3)トヨタ・ヴォルツ

多くの人にとっては馴染みのないヴォルツというクロスオーバーSUVは、トヨタとGM(ゼネラルモーターズ)が共同開発したモデルであり、日本では2002年8月に販売がスタートしていた。



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一方の海外ではGMからはポンティアックブランドからヴァイブとして販売がされていたほか、北米トヨタからはマトリックスという名前で販売されていた。そしてややこしいことに、日本向けのヴォルツはヴァイブがベースとなったエクステリアとなっていて、マトリックスは当時の北米カローラに近いルックスになっていた。



そんなヴォルツは、クロスオーバーSUVでありながら、セリカにも搭載されていた190馬力を発生する1.8リッターエンジンの2ZZ-GE型と6速MTを組みあわせたホットバージョンが用意されていた。



新車当時はそのキャラクターが理解されず短命に終わったヴォルツではあるが、その日本車離れしたルックスに魅せられたユーザーは状態の良いヴォルツを探し彷徨っているとかいないとか。

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