この記事をまとめると
■ダイハツ・ロッキーにシリーズ式ハイブリッドシステムの「e-SMART HYBRID」を搭載



■新開発1.2リッター直3エンジンと発電・充電制御の最適化により燃費28.0km/Lを実現



■従来の1リッターターボエンジンは4WDモデルに継続搭載される



10年ぶりとなるダイハツのハイブリッドはシリーズ方式で

「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」という基本思想のもと、1mm、1g、1円、1秒にこだわり、生活に寄り添ったクルマづくりに取り組むダイハツが、11月1日、人気のコンパクトSUVであるロッキーにハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を搭載して発売した。



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新開発の「e-SMART HYBRID」は、エンジンで発電し、その電力を使用してモーターで走行するシリーズ方式を採用したハイブリッドシステムで、新開発となる1.2リッター直3エンジンを発電専用として組み合わせたシンプルな機構が特徴。シリーズハイブリッド方式は、低・中速走行を得意としており、街乗りでの使用頻度が高いロッキーには最適のハイブリッドシステムと言えるだろう。



ダイハツから久々にハイブリッドモデルが登場! 今度のロッキーはシリーズ式で燃費28.0km/Lを実現



バッテリーにはエネルギー効率の高いリチウムイオン電池を採用。日常使いの多い客のニーズに合わせて4.3Ahというコンパクトな容量とすることで、性能とコストをバランスさせている。



また、ハイブリッドモデルには、アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで車速をコントロールすることができる「スマートペダル」を採用。加減速を繰り返す街中や下り坂、雪道、連続したカーブなどでは、ブレーキへの踏みかえ頻度が減り、楽に運転することができるようになっている。スマートペダルはOFFにすることができ、従来通りの運転フィールでの走行も可能だ。



ダイハツから久々にハイブリッドモデルが登場! 今度のロッキーはシリーズ式で燃費28.0km/Lを実現



ドライブモードには、出足の力強い加速が特長の「ノーマルモード」と燃費に優しい「エコモード」が選択可能だ。



クラス最高レベルの燃費と低価格を実現

「e-SMART HYBRID」を搭載したロッキーは、ハイブリッド専用に最適化した新エンジンと、発電・充電制御の最適化によってコンパクトSUVクラストップレベルとなる燃費28.0㎞/L(WLTCモード走行燃費)を実現しており、100%モーター駆動によるレスポンスの良い加速性能と高い静粛性を誇るモデルとなっている。



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安全・快適機能面においては、タフトより採用されている新ステレオカメラを採用し、進化したスマートアシストを装備。衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能など、ダイハツ車最多となる19個16の予防安全機能を搭載。電動パーキングブレーキも採用されており、全車速追従機能付ACCに停車保持機能が追加されたことで、長距離運転もさらに快適となった。



今回新開発された1.2リッターエンジンは、2WDのガソリン車にも搭載され、低回転時のエンジントルクを高めることで、力強くスムーズに加速する日常使いに適したエンジンとなっている。これまで好評だった1リッターターボエンジンは4WD車に継続採用され、ハイブリッドと合わせて3つのパワートレーンが選べるようになっている。



ダイハツから久々にハイブリッドモデルが登場! 今度のロッキーはシリーズ式で燃費28.0km/Lを実現



これにより、ロッキーのラインアップと価格は以下の通りとなった。



新型ロッキー希望小売価格
■1.2リッターエンジン/2WD
L:166.7万円
X:181万円
Premium G:205.1万円



■1.2リッターハイブリッド/2WD
X HEV:211.6万円
Premium G HEV:234.7万円



■1.0リッターターボエンジン/4WD
L:194.48万円
X:208.67万円
Premium G:231.82万円



ダイハツは、ロッキーに搭載された「e-SMART HYBRID」を中心に、今後は軽自動車にもさまざまなハイブリッドシステムを採用していく予定だ。

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