この記事をまとめると
■クルマを購入したら早く乗りたいと思う人も少なくないだろう■しかし納車に適した日の条件がいくつか存在する
■ディーラーによるとできれば納車は平日が良いという
“縁起のいい日”はあまり気にしない人が多い
クルマを購入したら誰だって早く新しいクルマに乗りたいもの。契約時に「いつ納車できますか?」「一番早い納車日は?」と確認する人も多いだろう。とくに世界的な半導体不足で新車の納期が遅れている昨今ならなおのこと。
縁起を担ぐなら、早さよりも大安吉日の納車にこだわる人もいるだろう。2022年の新しいカレンダーを見ると、「大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅」と六曜が示されているものがあるはず。
「都合がいい日こそ吉日」と考える人ならスルーしてかまわないが、気にするのなら、あるいは選べるのなら、縁起のいい日、縁起のいい時間に合わせてみるのもいいかもしれない。
六曜に従うのなら、
大安:すべての時間で良い
友引:11~13時は凶。それ以外は吉
先勝:午前中は吉 午後は凶
先負:午前中は凶 午後は吉
赤口:11時~13時は吉 それ以外は凶
仏滅:すべて凶
となる。
親しいディーラーマンに訊いたところ、最近は大安や仏滅にこだわらない人の方が多いらしく、ユーザー側が「この日」といえば、仏滅であってもわざわざそれを伝えることはないという。
ディーラーのおすすめは平日!
そのディーラーマンに、月末や月初め、定休日の前後、あるいは時間帯によって納車に適した日と避けたほうがいい日があるのかも訊ねてみたが、ディーラーサイドで納車を避けたほうがいい日というのはとくにないとのこと。ただし、できれば納車は平日がベターと強調していた。
というのも、いまのクルマの納車時には2時間程度のやりとり・説明がいるからだ。内訳は書類上の確認、説明、解説などが約1時間。実車を前に操作方法の確認、説明が1時間といったところ。これが休日になると、電話や来客、次の納車、etc.が入ってなかなか落ち着いて説明ができない。
「クルマを受け取るためだけに、平日に休暇をとるのは……」という人は、休日の納車だってかまわないが、ユーザーだって新しいクルマについていろいろ聞いておきたいことだってあるだろう。長い付き合いになる愛車のことなので、できれば時間に余裕を持って対応してもらったほうがメリットは大きいと思われる。

もうひとつ、できれば雨の日の納車も避けたいところ。雨の日はどうしてもキズや凹みを見落としやすくなるのと、雨の日から新車生活がはじまるというのもテンション的に……。
せっかくなら新車ならではのピッカピカのボディと対面したい、ということであれば、天気予報を見て納車日を延期してもらうことも可能なはず。
このようにこだわり出すときりがない納車日だが、何を優先するかは購入者次第。自分の価値観に沿った納得できるカタチで納車してもらえるよう、事前に営業担当者とよく話し合って納車日を決めるといいだろう。