この記事をまとめると
■ETCは今や多くの人にとって欠かせないアイテム



■高速道路の途中にあるETCセンサーが建っていることがある



■ETCセンサーの役割について解説する



ETCのアンテナは今後も増えていくとみられる

通行料金の支払いがスムースだったり、各種割引があるなど、ETCは今や欠かせないアイテム。必需品と言っても過言ではなく、利用している人はとても多い。

仕組みとしてはアンテナの下を通過することで、高速道路や有料道路に入ったり、出たりしたことが認識され、あとで請求が来るというもの。



アンテナが設置されている場所としては料金所の手前が多いものの、路上に単独でアンテナが設置されているのを見かけることがある。なぜETCのアンテナであることがわかるかというと、表示板があったり、最近はカーナビにSAやPA、インターチェンジとともに、アンテナの表示がされることもあるからだ。



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道路上に単独で設置されているアンテナはなんのためにあるのかというと、いくつかの役割がある。まずはETCカードが挿入されているかどうかの確認用のアンテナで、これは料金所の手前にあるので、料金収受用に準じていると言っていい。



道路上に独立してあるものはフリーフローアンテナと呼ばれるもので、料金所の手前に設置されていたり、首都高のように出口には料金所がない場合に通過したのを確認するために設置されている。料金所のない入口やバイパスなどと接続している道路に設置されているが、イメージとしては従来からの料金所的な目的だ。



そして最近増えているのが、経路を特定するためのフリーフローアンテナで、カーナビにわざわざ表示されることがあるのはこちらだ。首都高では出入口が同じでも複数のルートが存在する場合、どちらを通っても同じ料金だったが、距離制が導入されたこともあり、走行ルートを正しく把握する必要が出てきた。また、高速道路の建設が進むにつれて、複数ルートが増えているのも拍車をかけている。



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ルートに関しては割引にも関係してくることがあるので、設置が進んでいるという事情もある。今後は現金使用不可、ETCのみとなり、料金体系も単に距離で計算するのではなく、場所によって距離あたりの料金が異なるなど、複雑化していくことも考えられるだけに、ETCのアンテナも増えていきそうだ。

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