
法人が社用車として軽自動車を用意するなら、できるだけお得な方法を選びたいもの。カーリースにすると節税効果が得られる、さまざまな手間が省けるといった利点があるとはいいますが、購入と比べてカーリースがどのようにお得なのか、利用に際し注意する点はないのかも気になるところです。
カーリースをうまく使いこなすためにも、法人がカーリースで軽自動車を用意するメリットやデメリットについて、まずは確認してみましょう。併せて、リース会社の選び方やカーリースと購入との比較なども解説します。
- 法人向けリースは初期費用不要、リース料金を経費にできるなどのメリットがある
- 走行距離や中途解約の制限に注意して、リース会社やプランを選ぼう
- 軽自動車なら、月額10,000円台で利用できる法人向けリースもある
そもそも、カーリースってどういう仕組み?基礎知識を知りたい方はこちら
2. 経費を管理しやすい
社用車を購入する場合は、「車両運搬具」という勘定科目で車を固定資産として計上し、数年かけて減価償却を行わなければなりません。軽自動車は法定耐用年数が4年なので、4年間かけて経費計上することになります。
また、社用車を購入した場合は税金や保険料、メンテナンス費用などをそれぞれ適切な勘定科目に分けて経費計上する必要もあります。減価償却費の算出やそれぞれの費用の経費計上には経理処理の手間もかかるでしょう。
一方、カーリースの場合は基本的に減価償却が不要で、面倒な計算が発生しません。また、車両本体価格以外に自賠責保険料や税金を含んだリース料金を全額経費として計上するだけでよく、費用ごとに分ける作業はいりません*。経費管理がしやすくなるのはメリットといえます。
*税務上で経費として認められないケースもあります
2. 中途解約ができない

カーリースの月額料金は、残価を差し引いた車両本体価格と契約期間中に発生する諸費用の合計額を、契約月数で割ることにより算出されます。契約する時点で月額料金は決まるため、途中での変更は不可。中途解約もできません。
社用車が何らかの理由で不要になっても中途解約できないのは、デメリットになり得るでしょう。
どうしても中途解約の必要があるときは、多くの場合、残りの契約期間分のリース料金相当を違約金として支払わなければなりません。
「オリックス・カーリース・オンライン」は、国産メーカーの全車種を取り扱っており、軽自動車の選択肢も豊富です。カーリースの先駆けとして50年近い歴史を持つオリックス自動車が運営していることから、車の調達力も一定の評判があります。
メンテナンスリースを契約すると、9,000以上ある提携整備工場で整備を受けられるなど、日本全国で対応してもらえるネットワークの広さもメリットといえるでしょう。
「コスモMyカーリース」は、メンテナンスをすべてプロに任せられるプランや、消耗品の交換を抑えてリーズナブルにしたプランなど、予算に応じてメンテナンスプランの選択が可能です。
契約方式はオープンエンドもクローズドエンドもあるため、どちらが適用となるかは契約店舗に問い合わせて確認しましょう。
また、コスモ石油が提供するカーリースだからこそ、ガソリン代の値引きを受けられるのも特筆ポイントです。
「ニコノリ」は、ニコニコレンタカーを運営する株式会社MICが提供しているカーリースです。法人リースも取り扱っており、契約期間や走行距離制限などを契約時に相談できます。
リース料金には、半年ごとのオイル交換と車検にかかる費用が含まれています。さらに、メンテナンスプランは2種類から選べるほか、ガソリン代の値引きサービスが受けられる店舗もあるのはうれしいところです。
「ENEOS新車のサブスク」の法人プランでは、何かと手間の掛かる車両管理をサポート。
また、ENEOSグループだけにガソリン代の割引サービスも受けられます。しかも、ENEOSカーリースで導入した車でなくても対象となるため、複数の社用車を管理している法人にもおすすめです。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
法人でも使いやすい軽自動車のリース料金はどれくらい?
軽自動車であれば車両本体価格や維持費を抑えやすいため、月額料金も安めに設定できる傾向がありますが、各社で料金は異なります。そのため、毎月の出費目安はどれくらいになりそうなのか、予算感と見合うのかなど、先に把握しておくといいでしょう。ここでは定額カルモくんを参考に、人気の軽自動車とそのリース料金を見てみましょう。
ダイハツ「ミライース」

ダイハツ「ミライース」は、頻繁に停止と発進を繰り返す街中でもスムーズに運転できる軽自動車です。小回りが効くため、狭い駐車場にも難なく停車できる操作性のほか安全装備が充実している点も人気です。
ミライースは軽自動車の中でも特に車両本体価格が安く、定額カルモくんなら月額12,820円からリース可能です。できるだけ経費を節約したいなら、ミライースの検討もいいでしょう。
スズキ「エブリイワゴン」

スズキ「エブリイワゴン」は、高い車高とワンボックスタイプのシルエットで広々とした室内空間を実現している軽自動車です。大きな荷物も難なく積めるので、運搬作業に使いやすい社用車を探している方に向いています。
定額カルモくんを利用すれば、エブリイワゴンの新車を月額21,070円からリース可能です。ドリンクホルダーや収納スペースなどの細部にも工夫が施されているため、多くの人が快適に運転できる社用車としても活躍します。
*文末の制作日における調査結果に基づく。調査概要はコンテンツポリシー参照
法人が軽自動車をリースするなら、料金や内容に注目して選ぼう

法人向けリースサービスを提供する会社は多数あります。そのため、軽自動車のリース先は料金だけでなく、契約年数や走行距離制限などの内容にも注目して選びましょう。
定額カルモくんなら法人や個人事業主の方の要望も引き受けており、月額10,000円台から軽自動車をリースできます。複数のメンテナンスプランから選べる利便性の高さも魅力なので、まずは詳細を問い合わせてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:法人が軽自動車をリースする方法には何がありますか?
A:法人向けのリースには、ファイナンスリースとメンテナンスリースがあります。いずれも契約期間中に発生する税金や自賠責保険料などはリース料金に含まれますが、メンテナンスリースの場合はさらに車のコンディション維持に必要な費用も定額にできます。
Q2:法人が軽自動車をリースするメリットは?
A:購入ではなくリースで軽自動車を用意すれば、リース料金全額が経費になるので大きな節税効果が期待でき、経理担当者の負担も軽減できます。初期費用が不要なので、資金繰りを悪化させずに社用車を用意できるのもメリットです。詳細はこちらからもご確認ください。
Q3:軽自動車を法人がリースする際の注意点は?
A:カーリースには走行距離制限があるため、あらかじめ利用頻度や走行距離を把握してどのサービスを利用するか決める必要があります。原則中途解約が不可能なので、必要な期間だけ契約できるカーリースを選ぶのも重要です。
詳しくはこちらからご覧ください。
※この記事は2024年4月2日時点の情報で制作しています