中途採用の面接では、転職希望者の人柄やスキルなどを見極め、自社に適した人材であるかどうかを判断することが求められます。そのためには、判断材料となる情報を効率よく引き出せる質問を事前に把握しておくことが欠かせません。

そこで本記事では、中途採用の面接ですぐに活用できる質問例を、その質問が必要となる理由とともに紹介します。面接でどのような質問をすべきか迷っているのであれば、参考にしてください。

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中途採用の面接で聞くべき質問例は?

転職希望者の人柄やスキルなどを把握するためには、面接で必ず質問しておくと良い内容があります。以下で、その詳細を見ていきましょう。

アイスブレイクに使える質問例

面接を始める前に日常的な話題を取り入れたアイスブレイクを挟むことで、転職希望者がリラックスした雰囲気で話せるようになります。転職希望者の緊張を和らげることで、素の人柄がつかみやすくなり、面接の質も高まります。まずは、面接官から自己紹介をしたあとで、以下のようなアイスブレイクとなる質問を投げかけましょう。

アイスブレイクの質問例
●面接会場までは何で来られましたか?
●自宅からオフィスまでどのくらい時間がかかりましたか?
●今日は、お仕事はお休みですか?
●次のご予定で何時には出ないといけないなどありますか?
●今回のような面接は何回目ですか?

アイスブレイクでは、回答に悩む質問や逆に緊張感を高めるような質問をしないことがポイントです。通勤手段や所要時間など、気軽に答えられる質問であれば、悩まずに答えられるため、転職希望者も話しやすくなります。また、休みや面接後の予定について話をする場合は、「お時間をいただきありがとうございます」といった感謝の気持ちも伝えておくと、より良い印象を与えられます。

さらに、面接に対する緊張や不安に共感を示す姿勢を見せることも効果的です。「私たちも面接は緊張します」などの言葉で、面接官も緊張や不安を理解していると転職希望者に伝えることで、安心して話してもらえるようになります。

(参照:『良かれと思ったアイスブレイクが逆効果!?応募者の本音を引き出す面接テクニック』)

転職希望者の人柄を見極めるための質問例

中途採用の面接では、転職希望者が話しやすくなる雰囲気をつくった上で、相手の人柄を見極められるような質問をすることが大切です。自社の企業文化や社風に合っているかどうかを判断するためには、以下のような質問が効果的です。

転職希望者の人柄を知るための質問例
●簡単に自己紹介をお願いします。
●あなたの長所と短所を教えてください。
●熱中している趣味はありますか?
●休日はどのように過ごすことが多いですか?
●これまでに身につけたスキルや経験について教えてください。
●仕事をする上で大切にしていることはありますか?
●どのようなときに仕事へのモチベーションが上がりますか?
●仕事のモチベーションを維持するために、心がけていることはありますか?
●仕事で褒められてうれしかったことはなんですか?
●上司や同僚から、どのように評価されていると思いますか?

自己紹介や長所・短所などの話題は、転職希望者が自身をどう捉えているのかを知るために欠かせません。回答について深掘りすれば、転職希望者の価値観や業務との相性も推察できます。それに加えて、熱中している趣味や休日の過ごし方などに関しても質問することで、転職希望者の人柄や生活スタイルを確かめられ、企業との相性も判断しやすくなります。

さらに、仕事に関連する内容を聞くことも不可欠です。基本的な経験やスキルだけではなく、仕事への考え方や向き合い方にも触れられると良いでしょう。あわせて現職もしくは前職での評価も確認すれば、自社での活躍を具体的にイメージできるため、入社後のミスマッチが起こるリスクも減らせます。

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退職理由を上手に引き出すための質問例

退職についての質問は、転職希望者の早期退職のリスクがあるかどうかを測る目的で行われます。しかし、このようなネガティブな話題に対して本音を語る転職希望者は少ないため、正確な情報を引き出すには工夫が必要です。転職希望者が安心して本音で話せるように、以下の質問例を参考にしてください。

退職について聞く場合の質問例
●転職を考えるようになったきっかけは何ですか?
●もし今後転職することになったとして、その場合は、どのような理由になりそうですか?
●退職を考えたときに、状況を改善しようと自ら行動されたことはありますか?
●退職理由が解決できていれば、退職せずにはたらき続けていましたか?
●「これがあれば退職しない」と思える条件はありますか?

ポイントは、退職理由を真正面から聞くのではなく、遠回しで、ポジティブな質問を心がけることです。また、回答に対して共感しつつ耳を傾けることで、転職希望者が本音を話しやすい雰囲気をつくれます。

また、早期離職のリスクを見極めるには、「どんな環境であれば長くはたらけるか」という質問をすることも効果的です。仮に転職希望者が「条件が整っていればはたらき続けられる」と答えた場合は、自社の環境がその条件に合っていることを伝えれば、入社意欲を高められます。結果として、早期離職のリスクも減らせるでしょう。

自社への志望度を見極めるための質問例

転職希望者の志望度や熱意は、入社を承諾してもらえるかどうかを判断する上で欠かせない要素です。さらに、転職希望者の長期的な適応力や成長性なども確認できるため、以下の質問例を参考に、面接の中で志望動機や入社後のビジョンについて確認しておくことが大切です。

自社の志望度を把握する際の質問例
●志望理由を教えてください。
●弊社のどのような点に魅力を感じましたか?
●弊社では、どのような業務に携わってみたいですか?
●弊社で身につけたいスキルはありますか?
●入社後は、どのような成果を出したいとお考えですか?

このような質問で志望理由や自社に対して魅力を感じる点を聞くことにより、転職希望者が自社に求める条件と実際の状況がかけ離れていないかを判断できます。

その結果、入社後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。

また、転職希望者のキャリアビジョンを知っておく必要もあります。転職希望者が挑戦したい業務を自社で実現できない場合、転職希望者に「思っていた環境と違った」と不満を抱かせてしまいかねません。そのため、転職希望者が身につけたいスキルや実現したい成果などの具体的な目標が、自社の環境と合致しているかを見極めることが大切です。

スキルを見極める質問例

即戦力となる人材を採用するには、面接の段階で、転職希望者のスキルや実務能力を正確に把握しなければなりません。従って、履歴書や職務経歴書だけではわからない部分は、以下のような質問で深掘りすることをおすすめします。

スキルレベルを確認するための質問例
●前職もしくは現職で経験した業務内容について教えてください。
●これまでの経験で、得られたスキルは何ですか?
●弊社で活かせると考える、ご自身の経験や強みを教えてください。
●〇〇についての知識や経験はありますか?
●〇〇のような仕事をお任せした場合、業務に対応できますか?
●チームで仕事をした経験はありますか?
●チームのマネジメントやリーダーを経験したことはありますか?
●部下や後輩の育成を経験したことはありますか?
●部下や後輩の育成に当たり、意識したことや工夫したことは何ですか?
●仕事を通じて周囲から評価された経験について教えてください。
●これまでのキャリアで、「成功した」と感じられるエピソードはありますか?
●仕事で、最も「成長できた」と感じた経験は何ですか?
●前職もしくは現職で与えられた目標について教えてください。
●その目標を達成するために、どのような取り組みを行いましたか?
●会社からの目標以外に、ご自身で立てていた目標はありますか?

前職もしくは現職での経験を質問する際は、なるべく具体的に聞くことが重要です。例えば特別な知識やスキルが必要な職種なら、それらに対する理解度や習熟度を問うと良いでしょう。チームを率いる、あるいは後進の育成に携わるような人材を採用する場合は、マネジメントやリーダーの経験も質問しておくと安心です。

あわせて第三者から評価された経験についても聞いておけば、より客観的な視点から判断できます。

また、業務上の目標達成に向けた取り組みや自主的なチャレンジに関する話を引き出すことで、転職希望者の仕事への姿勢や成長意欲も確かめておきたいところです。仕事に真剣に向き合い、自ら行動できる人材であれば、入社後もさらなる成長が見込めます。

ストレス耐性を見極めるための質問例

さまざまなストレスに向き合いながらパフォーマンスを発揮できるかどうかも、仕事への適性を測るには欠かせない要素となります。このようなストレス耐性を見極めるためには、以下のような質問が有効です。

ストレス耐性を測るための質問例
●仕事ではどのような場面でプレッシャーを感じますか?
●どのような環境であれば、業務に集中しやすいですか?
●取引先などから理不尽な要求をされたときは、どのように対応しますか?
●仕事で失敗をしたときは、どのように受け止めましたか?
●ストレスを感じたときの気分転換はどのようにしていますか?
●苦手な相手と接するとき、どのようなことに気をつけていますか?
●社内で人間関係のトラブルが起きたとき、どのように対処しましたか?
●重要なプレゼンやコンペにはどのように挑みましたか?
●これまでに経験した大きな挫折について教えてください。
●その挫折に対して、どのように乗り越えましたか?

ストレスの感じ方は人によって異なるため、面接では、転職希望者の経験に基づいた具体的な出来事を聞き出すことが重要です。特に、自社で行う業務と関連性がある場合は、その事実を伝えた上で認識をすり合わせておくと、入社後のミスマッチが起こるリスクを軽減できます。

このとき、同時にストレスへの向き合い方や対処方法についても聞いておくことが肝心です。こうした点を確認することで、転職希望者のストレスの許容量や苦境を乗り越える精神的な柔軟性などのストレス耐性を見極められるでしょう。

(参照:『ストレス耐性を面接で見極めるポイントとは?質問例や注意点を解説』)

そのほかの質問例

面接の終盤には、募集内容や採用条件などに関して、改めて共有できるような時間を設けることが理想的です。あわせて、転職希望者からの質問も促すことで、認識の相違が起こりにくくなるでしょう。実際に面接を行う際は、以下の質問例を参考にしてください。

募集内容や採用条件などを確認する際の質問例
●ご希望の年収額はありますか?
●業務内容には体力を使う作業も含まれますが、問題ありませんか?
●休日出勤をお願いすることがありますが、ご対応は可能でしょうか?
●弊社ではたらくとなった場合に、何か不安な点はありますか?
●弊社や今回のお仕事について、質問や確認したいことなどはありますか?

転職希望者からの質問を受け付けることは、入社意欲の高さや自社への理解度を測る上でも有効です。

自社に興味を示し、具体的な質問を投げかけてくる転職希望者であれば、入社後も前向きに業務へ取り組む可能性が高いと考えられます。

中途採用の面接で避けるべき質問

面接では、転職希望者本人に責任のない事項や、思想・信条またはプライバシーにかかわる事項について質問することは認められていません。これは中途採用にかかわらず、いかなる採用でも同様です。具体的には、以下に該当する質問は避けましょう。

面接で避けるべき質問例
●本籍地や出生地に関すること
●家族や世帯構成に関すること
●資産に関すること
●思想や信条に関すること
●ジェンダーに関すること
●宗教に関すること
●支持政党に関すること
●健康に関すること

このような質問に対する回答を基に合否を判断した場合、転職希望者の権利を侵害するだけでなく、労働関係法令や個人情報保護の観点からも問題となります。その結果、法的トラブルに発展するリスクもあります。

(参照:『面接で聞いてはいけない質問・会話のNG行為とは?リスク回避のための具体的な対策』)

中途採用の面接で見るべきポイント

中途採用の面接では、質問を用意するだけではなく、転職希望者の様子に対して見るべきポイントについても、事前に明確にしておくことが重要です。ここからは、面接時に必ずチェックしておきたい項目について、具体的に解説します。

ポイント①人柄が自社の風土と合っているか

転職希望者に活躍してもらうには、人柄が自社の企業文化や社風と合っているか?という点に注目することが重要です。

たとえ即戦力となる経験やスキルを持っていたとしても、社風が適していなければ本来の力を発揮できず、結果として早期離職につながる可能性があります。そのため、前述したような質問例を取り入れつつ、転職希望者の人柄や考え方などを見極めた上で、採用の可否を決定すると良いでしょう。

(参考;『人柄重視(人物重視)の採用手法とは? 面接の質問例や人柄を見極める方法を解説』)

ポイント②転職希望者の経験やスキルを自社でも活かせるか

中途採用では、募集中のポジションや業務内容に対して、転職希望者が十分な経験やスキルを持っているかどうかを見極めることが不可欠です。しかし、履歴書や職務経歴書だけでは判断が難しいため、面接の場で深掘りする質問を行う必要があります。

具体例として、職務経歴書に「企画を実施して売上目標を達成した」という記述があったケースを挙げて解説します。この場合は、実施した企画でどのような役割を果たし、どのような取り組みで、どのような成果を上げたのか?などの点を聞いておくと良いでしょう。このような問いかけで、転職希望者の経験やスキルが自社でも活かせるかどうかをより正確に判断できるため、ミスマッチを防ぐことに役立ちます。

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ポイント③質問に対して的確に回答しているか

仕事をする上で、過不足のない円滑なコミュニケーションを行うためのスキルは欠かせません。こうしたスキルが備わっているかどうかは、質問に対する答え方で判断できます。面接官の質問意図を理解し、的確かつ一貫性のある返答ができているのであれば、問題ないでしょう。

また、回答の内容から、転職希望者が自身を客観的に捉えられているかどうかを読み取ることも大切です。特に、先に紹介したような周囲からの評価に関する質問は、自身をどう認識しているかを判断する上で有効なため、ぜひ活用してください。

中途採用の面接を成功させるためにできること

面接で転職希望者の情報を引き出し、採用を成功させるために、面接官が実践できることはいくつか存在します。以下で紹介する方法を参考に、あらかじめ準備しておきましょう。

面接の目的と採用要件を明確にする

中途採用では、募集中のポジションや業務内容が具体的になっているケースが多く見られます。このような場合は、面接の前にどのような人材が必要かを考え、採用要件を改めて明確にしておくことが重要です。その上で、採用要件に沿った質問を用意しておけば、自社が求める人材を採用できる可能性を高められるでしょう。

また、採用要件を明確にすることは、面接官の評価基準の統一にも役立ちます。結果として、採用に際しての公平性が保たれるだけではなく、転職希望者への評価の精度向上につながります。

新卒採用の面接との違い

面接での質問を考える際は、中途採用と新卒採用の違いを踏まえておくことが大切です。同じ面接でも、両者では質問で深掘りすべき内容や聞き出す情報が異なります。

お伝えしたように、中途採用では採用要件が明確になっているケースが多いため、転職希望者の業務経験やスキルを具体的に確認することが重要です。一方、社会人経験のない学生を対象に行われる新卒採用の面接では、学生生活での経験や培った価値観、あるいは考え方などから自社との相性を見極めます。

このような違いを踏まえた上で、中途採用の面接の際は、具体的な業務経験やスキルを聞き出せるような質問を準備してください。

話しやすい雰囲気をつくる

転職希望者の普段の姿や本音を引き出すには、会話しやすい雰囲気づくりが欠かせません。緊張している状態では、スムーズに受け答えができない、あるいは思うように話せないといったことが起こる可能性があります。このような状況では、転職希望者の内面を聞き出せず、自社に適した人材かどうかも判断しにくくなります。

転職希望者の緊張を和らげるには、面接の最初にアイスブレイクを取り入れることが効果的です。先に挙げた例を参考にしつつ、転職希望者がリラックスできるような話題を用意すると良いでしょう。

回答を深掘りする

面接の際は、事前に用意した質問を機械的に投げかけるだけではなく、転職希望者の回答を深掘りすることも重要です。このような方法をとることで、転職希望者の考え方や価値観などをより正確に理解できます。

例えば、転職希望者が「前職では自ら情報を発信することを心がけていた」と回答したとしましょう。この場合は、「なぜそうした行動をしようと思ったのか」「実際にどんな取り組みをしたのか」といった追加の質問をすると、相手をより深く知ることにつながります。

面接官の役割を改めて考える

採用活動を成功に導くには、面接官側が自身の役割を理解した上で、質の高い面接を実践する必要があります。

面接官の最も重要な役割は、転職希望者との対話を通して、履歴書や職務経歴書ではわからない転職希望者の人柄やスキルなどを見極めることです。そのためには、先述した話しやすい雰囲気づくりや回答の深掘りなどの工夫も、積極的に実践することが大切です。

さらに面接官は、転職希望者の入社意欲や自社への理解度を高めるという役割も担います。面接で自社の魅力やはたらく環境、社風などを伝えるほか、転職希望者の不安を払拭できるようなサポートをすれば、入社につながりやすくなるでしょう。

(参照:『面接官のやり方と心得とは?事前準備や質問例など進め方を解説【マニュアル付】』)

中途採用の面接の流れ

中途採用の面接は、一般的に以下の流れで進められます。

中途採用の面接の流れ
①アイスブレイク
②面接官による企業や求人内容についての説明
③転職希望者の自己紹介や自己PR
④面接官から転職希望者への質疑応答
⑤転職希望者から面接官への質疑応答
⑥クロージング

このような面接の流れが主流ですが、採用目的や自社の方針などに合わせて変更しても問題ありません。実際に面接を行う際は、ここで紹介した流れを参考に、自社に適した形にカスタマイズしてください。

中途採用の面接をオンラインで実施する場合の注意点

オンライン面接は、対面で行う面接とは異なる配慮が必要です。特に以下のような点に注意しておくと、スムーズな面接が実現できます。

中途採用のオンライン面接の注意点
●面接開始時刻より前にツールを起動して待機する
●リアクションを大きくする
●相づちを多めに打つ
●聞き取りやすい話し方を心がける

オンライン面接では、ツールの起動に時間がかかり面接官の入室が遅れると、転職希望者に不安を抱かせてしまうことがあります。そのため、可能な限り早めに入室し、開始時刻になると同時に始められるよう準備しておくことが理想です。

また、オンラインの画面上では相手の反応が読み取りにくくなるため、普段よりも大きなリアクションをとることも意識したい点です。相づちを多めに入れたり、聞き取りやすいように話し方を工夫したりすることでも、転職希望者に安心感を与えられます。

中途採用の面接ではスキルや人柄を見極めるための質問を用意することが重要

今回は、中途採用の面接で活用できる質問例と、面接で確認すべきポイントや成功させるために必要なことを紹介しました。

中途採用の面接では、面接の目的と採用要件を明確にした上で、転職希望者の人柄やスキルなどを掘り下げられる質問を用意することが成功への鍵となります。本記事でご紹介したポイントを意識すれば、より希望に沿った人材の採用につなげられるでしょう。

(制作協力/株式会社eclore、編集/d’s JOURNAL編集部)

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