日清紡ホールディングスは、ブレーキ摩擦材の製造・販売を手がけるルクセンブルク子会社のTMD Friction Group S.A.(売上高1190億円、営業利益66億7000万円)の全株式を、ドイツの産業ファンドAEQUITA SE & Co. KGaA(ミュンヘン)の傘下企業に譲渡すると発表した。譲渡価額は非公表。

譲渡予定日は2023年11月30日。

日清紡ホールディングスは2011年にTMD Friction Groupを買収。ブレーキ事業で世界トップクラスのシェアを獲得したが、自動車業界における経営環境の変化に対応しつつ競争力を維持するには、事業体制の抜本的かつ継続的な改革が不可欠と判断し、全株式の譲渡を決断した。

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