
吉野家ホールディングスは、ラーメン店向けに麺やスープ、タレなどを開発・製造する宝産業(京都市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。吉野家はラーメンを牛丼、うどんに次ぐ柱として位置付け、国内外での事業展開を加速することにしている。
吉野家は傘下のウィズリンク(広島市)、せたが屋(東京都世田谷区)を通じて国内外でラーメン店を運営している。宝産業を取り込むことで、ラーメン事業のバリューチェーンの強化につなげる。
宝産業はラーメン用の麺、スープ、タレのほか、餃子やチャーシュー、メンマなども供給している。