アルプスアルパインはパワーインダクター(電源系統で使われるコイル)事業を、電子部品メーカーの台湾デルタ・エレクトロニクス(台北市)の日本法人であるデルタ電子(東京都港区)に譲渡することを決めた。注力事業と非注力事業の選別を行った結果という。
パワーインダクターは電源回路に使われる電子部品の一種。ただ、数多くの競合メーカーが存在する中で、アルプスアルパインとして自社の保有する技術だけではグローバル市場全体の成長を取り込むことは困難と判断し、新たなパートナーに事業を託すことにした。事業譲渡先のデルタグループとはデータセンター関連でかねて取引関係にあった。