ギグワークスは2022年に老舗の通販ブランドとして知られる日本直販(東京都港区)を子会社化。新生・日本直販としてリブランディングを行い、ギグワーカー(ネットを通じて単発の仕事をする人)を活用した「お手伝いサービス」や、写真をNFT(非代替性トークン)として販売する「カメラの日直」などの新サービスの利用拡大に取り組んできたが、業績不振が続いていた。

日本直販の直近業績は売上高53億3000万円、営業利益△3億6500万円、純資産△6億7900万円(2024年10月期)。

譲渡先のイメンス(横浜市)は通販コンサルティングやブロックチェーン(分散型台帳)関連事業を手がける。

譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2025年4月1日。日本直販の全保有株式80%を譲渡する。

「日本直販」は通販の草分けの一つで、テレビCMを活用して一大ブームを起こしたが、運営元の総通(大阪市)が2012年に経営破綻。これに伴い、トランスコスモスが「日本直販」事業を引き取った後、2022年にギグワークスが傘下に収めていた。

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