仮設鋼材リース大手のジェコスは2023年6月に重仮設業のシンガポールFUCHI Pte. Ltd.に30%を出資し、持ち分法適用関連会社としていたが、今回、第三者割当増資を引き受けて所有割合を70%に引き上げ、子会社化する。シンガポールではMRT(都市高速鉄道)・高速道路などの公共工事を中心に中長期的に安定した需要が見込まれ、ジェコス主導に経営体制に改め、相乗効果の創出や事業拡大につなげる。

FUCHIは2007年設立で、シンガポールとマレーシアを拠点とする。シンガポールではMRT建設をはじめ多くの地下工事で実績を積んできた。売上高61億円、営業利益△1億1400万円、純資産28億7000万円(2024年12月期)。

取得価額は2500万シンガポールドル(約28億7000万円)。取得予定日は2025年8月21日。

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