橋本環奈と上白石萌音がロンドンに! 舞台『千と千尋の神隠し』初の海外公演&日本で全国ツアー公演開催決定
舞台『千と千尋の神隠し』ティザーポスター

舞台『千と千尋の神隠し』初の海外公演が、2024年4月から7月にかけてロンドン・コロシアムで上演されることが決定した。



原作は2001年に公開された宮﨑駿監督によるアニメーション映画。

舞台版は少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まり、人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘していく――。千尋役は2022年の初演に引き続き、橋本環奈上白石萌音が続投。翻案・演出は英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが手がける。



このたび海外公演が行われるロンドン・コロシアムは、約2,300席の客席数を誇るウェストエンド最大級の劇場。日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなる。



また、国内においても2024年3月の帝劇公演を皮切りに、4月から6月にかけて名古屋、福岡、大阪、札幌を巡る全国ツアーを開催することが発表された。なおロンドン公演と全国ツアー公演のキャストは追ってアナウンスされる。



■鈴木敏夫(スタジオジブリ プロデューサー)コメント
ジョン・ケアードさんと初めて会った日、ぼくと宮さん(宮﨑駿)は、この人は信頼できる──それがこの企画のスタートでした。ぼくらはジョンを信頼して、すべてをお任せしました。初演において高い評価をいただいたのも、ジョンをはじめ、キャスト、関係者の皆さんのご努力あってのもの。深く敬意を表します。そしてそれが国内での再演、更にジョンのお膝元、ロンドンでの公演へとつながったのだと思います。

『千尋』が舞台の本場でどのように評価されるのか、非常に楽しみです。



■ジョン・ケアード(翻案・演出)コメント
日本オリジナルの舞台版『千と千尋の神隠し』を来年ロンドン・コロシアムにて披露することを誇らしく嬉しく思います。2022年の創作過程において素晴らしい時間を過ごした我々ですが、幸せなことに今度はイギリスの観客を宮﨑駿のマジカルな世界へ神隠しするのです。神と蛙、竜と魔法使い、巨大な赤ん坊と弾む頭、蜘蛛の腕を持つ釜焚き男、顔を持たない寂しがり、そして勇気・アイデンティティ・愛を勇ましく探求する少女の世界へと。



■橋本環奈(千尋役)コメント
2022年に帝劇で初演し、日本全国の大変多くのお客様にご覧いただきました、舞台『千と千尋の神隠し』が、2024年4月から7月までロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムで上演されることになりました!
ロンドンで千尋を演じるなんて、矜持をもって臨みたいと思います。今までは、日本人の方に日本語の言葉で届けてきたわけですけれど、ロンドンではそれをどう伝えるのか……。
もっと伝わりやすくしなくてはいけないのか……。私たちの表現も変わりそうです。
楽しみでありつつ、今から稽古の心配をしています(笑)。



■上白石萌音(千尋役)コメント
日本語で演じられる、日本でやった形そのままに持っていけることはすごく名誉なことで、日本のお客様に楽しんでいただけたものが、ロンドンの方にどう届くのか楽しみですし、とても幸せで光栄なことだと思っております。
国内の全国ツアーと共に、4月から7月まで、ロンドン・ウェストエンドで、二か国同時上演をいたします。
ぜひ千尋に会いに来てください! 劇場でお待ちしています!



■ロンドン・コロシアム コメント
ロンドン・コロシアムは舞台『千と千尋の神隠し』のヨーロッパ初演の拠点となり、他にはない素晴らしい文化的イベントを開催できることをうれしく思います。


国際的なプロデューサーとして名高い東宝とPWプロダクションズと共に、来春、才能溢れる日本ツアーのオリジナルカンパニーをロンドンに迎えることを楽しみしています。



■イアン・ギリー(共同製作/PWプロダクションズ マネージング・ディレクター兼共同最高経営責任者) コメント
2022年に東宝製作の舞台『千と千尋の神隠し』を観に訪日した時、私たちはその出来栄えに圧倒され、世界のより多くの観客に届けなくてはならないと確信しました。私たちは、東宝と、類まれなるクリエイティブチームと共に、この素晴らしい作品に取り組めることにとてもワクワクしています。



■松岡宏泰(製作/東宝株式会社 代表取締役社長) コメント
舞台『千と千尋の神隠し』が、いよいよロンドン・ウェストエンドに上陸します。
東宝は1970年代から、オリジナルミュージカルの海外でのライセンス上演を行っていますが、日本生まれのカンパニーが海を越えて世界へと赴き、しかも3カ月の長きにわたり、日本語で演劇をお届けすることは、90年以上に及ぶ東宝の歴史で初めての挑戦ですし、日本の演劇界においても殆ど例のない出来事ではないでしょうか。
宮﨑駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、スタジオジブリの皆さんが生みだした千尋が、世界中の劇場でさらに愛されることを願ってやみません。



<公演情報>
舞台『千と千尋の神隠し』



2023年8月13日(日)~26日(土) 名古屋・御園座
2024年3月 東京・帝国劇場
2024年4月~7月 ロンドン・コロシアム
2024年4月 名古屋・御園座
2024年4月~5月 福岡・博多座
2024年5月~6月 大阪・梅田芸術劇場メインホール
2024年6月 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru



【日本公演 スタッフ】
原作:宮﨑駿
翻案:ジョン・ケアード
共同翻案:今井麻緒子
オリジナルスコア:久石譲



関連リンク

日本公演公式サイト:
https://www.tohostage.com/spirited_away/



海外公演公式サイト:
https://www.spiritedawayuk.com/

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