【レポート】『レ・ミゼラブル』特別バージョン日本初上陸！東京公演が開幕、名曲の数々を披露

2025年08月09日(土)07:00

【レポート】『レ・ミゼラブル』特別バージョン日本初上陸！東京公演が開幕、名曲の数々を披露

世界中で愛されるミュージカル『レ・ミゼラブル』の特別バージョン「ミュージカル『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー」が、8月7日、東京・東急シアターオーブで開幕。翌8日にはフォトコールが行われ、豪華インターナショナルキャストが名曲を披露した。

1985年のロンドン初演から40周年を迎える『レ・ミゼラブル』。その節目を記念して製作された今回の「ワールドツアースペクタキュラー」は、ロンドン・ウエストエンドで200回以上ソールドアウトを記録した『レ・ミゼラブルステージド・コンサート』をベースに、新たな舞台美術と照明を加えたスケールアップ版。キャストとオーケストラを合わせて総勢65名以上という大編成で、2024年9月にイギリス・ヨーロッパで幕を開けたのち、ワールドツアーの一環として、この夏、日本に初上陸した。

舞台には作品を象徴する高く築かれたバリケードがそびえ立ち、ミュージカル版と同じ豪華な衣裳に身を包んだキャストたちが、重厚なオーケストラの生演奏とともに圧巻のステージを展開。フォトコールでは、「プロローグ（Prologue）」に始まり、ファンテーヌ役チャナ・ヒューイットによる「夢やぶれて（I Dreamed a Dream）」、ジャン・バルジャン役キリアン・ドネリーによる「彼を帰して（Bring Him Home）」、ジャベール役ブラッドリー・ジェイデンの「スターズ（Stars）」と珠玉のナンバーが次々と披露された。

フォトコール最後は、キャスト全員による「ワン・デイ・モア（One Day More）」。エポニーヌ（ナタニア・オング）、マリウス（ウィル・カラン）、コゼット（ベアトリス・ペニー＝トゥーレ）、テナルディエ夫妻（ルーク・ケンプナー&リンジー・ヘイトリー）、アンジョルラス（アンドリュー・マクスウェル）ら主要キャラクターが一堂に会し、熱気あふれるパフォーマンスで場内を包み込んだ。

コンサート形式ならではのスクリーンを駆使した映像演出に加え、緻密に計算された照明がステージに奥行きと迫力を与え、歌声・照明・映像が一体となって物語世界を鮮やかに立ち上げていく。

また、英語上演による本場の熱量をそのまま体感できるのも魅力のひとつ。この豪華キャストによるステージを日本で観られるのも貴重な機会といえるだろう。

上演時間は約2時間45分。東京公演は8月30日(金) まで同所にて上演。

その後、大阪・福岡・愛知へと巡演予定。

撮影：岩村美佳

＜公演情報＞
ミュージカル『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー

【キャスト】
ジャン・バルジャン：キリアン・ドネリー（8月17日まで出演予定）、ヘロニモ・ラウフ（8月19日以降の日本公演通して出演予定）
ジャベール：ブラッドリー・ジェイデン（8月24日まで出演予定）、ジェレミー・セコム（8月26日以降の日本公演通して出演予定）
ファンテーヌ：チャナ・ヒューイット
エポニーヌ：ナタニア・オング
マリウス：ウィル・カラン
コゼット：ベアトリス・ペニー＝トゥーレ（8月24日まで出演予定） / ルル＝メイ・ピアーズ（8月26日以降の日本公演通して出演予定）
テナルディエ：ルーク・ケンプナー
マダム・テナルディエ：リンジー・ヘイトリー
アンジョルラス：ジョー・グリフィス=ブラウン
ほか

※英語上演・生演奏・日本語字幕

【東京公演】
日程：2025年8月7日(木)～8月30日(土)
会場：東急シアターオーブ

【大阪公演】
日程：2025年9月3日(水)～9月14日(日)
会場：フェスティバルホール

【福岡公演】
日程：2025年9月18日(木)～9月20日(土)
会場：福岡サンパレスホテル＆ホール

【愛知公演】
日程：2025年9月24日(水)～9月28日(日)
会場：愛知県芸術劇場大ホール