
2024年、東京国際映画祭でプレミア上映された蔦哲一朗監督『黒の牛』が、2026年1月23日(金)に公開されることが決定した。
本作は、禅に伝わる悟りまでの道程を10枚の牛の絵で表した「十牛図(じゅうぎゅうず)」から着想を得て、日本・台湾・アメリカの3カ国が手を携えた国際共同製作作品。
主演は、ツァイ・ミンリャン監督作品で知られる台湾の名優リー・カンション。この世のものではないかもしれない、と思わせる存在感で「牛と出会う男」を演じる。共演には、映画『国宝』で歌舞伎役者・小野川万菊を演じたダンサーの田中泯。音楽は、生前に本作への参加を表明していた坂本龍一の楽曲を使用している。

日本に先駆け公開された台湾では大きな評判を得ており、ツァイ・ミンリャン監督からは「蔦哲一朗の眼差しに、あらためて心を動かされました。シャオカンがこれほど澄みきった作品に身を委ねたことを誇りに思います(※シャオカンとはリー・カンションの愛称であり役名)」とコメントが寄せられた。
併せて、ティザーチラシも公開。表面には真っ黒な画面に浮かび上がる、艶やかな黒い牛の毛並みと眼光が印象的なビジュアルで、「黒之牛」という毛筆のロゴはリー・カンション直筆によるもの。7月26日(土)より東京・新宿Kʼs cinemaを皮切りに順次配布される。

さらに、同日より新宿Kʼs cinemaにて開催される「台湾巨匠傑作選 2025」にあわせて、特典付き全国共通特別鑑賞券の先行販売も実施される。
<作品情報>
『黒の牛』
2026年1月23日(金)公開

【全国共通特別鑑賞券】
価格:1,500円(税込)
発売日:7月26日(土)
特典:台湾版リーフレット(非売品/数量限定・先着順)
販売:東京・新宿Kʼs cinema