
公開中のアニメ映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』より、特別映像“LUPIN the HISTORY”が公開された。
本作は、ルパン三世“約30年ぶり”の2D劇場版アニメーションで、モンキー・パンチ原作のルパンに最も近いとも評される〈LUPIN THE IIIRD〉シリーズの小池健がメガホンを取った最新作。

「すべての『ルパン三世』につながる物語」と銘打たれた本作を記念して公開されたのは、1971年に放送がスタートしたTVアニメシリーズ『ルパン三世 PART1』の名シーンを凝縮し、チャーリー・コーセーが歌う楽曲『ルパン三世 主題歌 II』にのせて振り返る特別映像。
TVで初放送された記念すべき第1話「ルパンは燃えているか...?」より、ルパンがレーシングカーでサーキットを疾走する迫力のシーンで幕を開け、画面いっぱいに浮かび上がる「54年前、その男は突如テレビの中に現れた」という一文が、当時では異例の“大人向けハードボイルドアニメ”として登場した『ルパン三世』の衝撃を確かに印象づける。同エピソード内のホテル〈ミラクル〉で、敵に捕らわれた不二子を救出すべく現れたルパンが、驚く敵を前に「そう、ホテルの名はミラクル。奇跡が起こっても不思議はない」と言い放ち、銃声が鳴り響いた瞬間、おなじみの象徴的なロゴが映し出され、チャーリー・コーセーの声が響きわたる。
ジャパニメーションの歴史そのものとも言える初期ルパンのハードボイルドな世界観、そして50年以上を経てもなお色褪せないルパン三世の原点を振り返るのにピッタリな映像となっている。
また各キャラクター紹介では、往年のファンが胸を熱くする名セリフが次々と披露。さらに、第2話に登場し、「火を吹く」「銃弾を跳ね返す」「空中浮遊する」など、まるで本物の魔術のような超常現象を使ってルパンたちを苦しめた宿敵「魔術師パイカル」や、第3話よりルパンの心を奪った危険な女・リンダが自身の宿命から逃れられず花畑で炎に包まれる印象的なシーンが映し出される。そして、後の『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)における名シーンの原点ともいえる、ルパンがスポットライトの中、激しい銃撃戦をくぐり抜ける場面など、珠玉の名場面が切り取られている。
特別映像「LUPIN the HISTORY」
<作品情報>
『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』
公開中

公式サイト:
https://lupinthe3rd.com/
原作:モンキー・パンチ (C)TMS