
歌手生活50余年の天童が、日本の愛唱歌、ポップス、クラシック、オリジナル曲などを「クラシックスタイル」で歌うコンサート「天童よしみヴォイス・ストーリーズ On Classic ~心に染み入る歌を集めて~」にチャレンジ! 7月14日(日)、群馬県の高崎芸術劇場からスタートする。
「クラシックコンサートは初めてです。
「ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ+コントラバス+ピアノ」編成の弦楽アンサンブルだという。
「去年は映画デビューしまして、『湯道』『BAD LANDS バッド・ランズ』『翔んで埼玉2~琵琶湖より愛をこめて~』と3作に出演。ミュージカル『日劇前で逢いましょう~昭和みたいな恋をしよう~』にも出ました。どれもいい経験になりました。この『ヴォイス・ストーリーズ』は、いつものコンサートとは別立てで、時間をかけて取り組んでいきたいです」
2部構成で、前半では天童の幼い頃の秘蔵写真をスクリーンで映しながら当時の思い出を語り、「浜辺の歌」や「朧月夜」などの愛唱歌をメドレーで歌う。
「日本の四季を、私の思い出のエピソードとともに楽しんでいただきたいのです。思い出の景色が目に浮かぶ情緒豊かな歌、日本特有の言葉や素晴らしい表現の歌など、後世に残していきたい作品ばかり。内緒ですが、チェロ伴奏だけで歌う曲もあります」
また、オペラ『カルメン』のアリア「ハバネラ」も用意している。恋多きヒロイン・カルメンを、どんな衣装で演じるのか。
「それは、当日のお楽しみです(笑)。

後半では、持ち歌の「珍島物語」、尾崎豊「I LOVE YOU」、美空ひばり「愛燦燦」など昭和生まれのヒット曲から、新曲「昭和かたぎ」まで、名曲をたっぷり歌い上げる。
「沢田研二さんの『時の過ぎゆくままに』も歌います。実は私、沢田さんのファンで、『タイガース』の頃からずっといろんなアルバムを聴いています。レコードはどれも宝物です」
「時の過ぎゆくままに」は、1975年に沢田研二が3億円窃盗事件の犯人を演じたTBSドラマ『悪魔のようなあいつ』の主題歌。阿久悠・作詞、大野克夫・作曲、沢田が歌って大ヒットした。
「昔は映画やドラマと主題歌がリンクしてましたね。美空ひばりさんも歌と芝居の両方なさって、映画にもたくさん出演されて…。私は子役デビューした頃から随分可愛がっていただきました。忘れられない思い出がいっぱいあります」
歌だけでなく、トークも楽しみだ。
「『ヴォイス・ストーリーズ』では、いつもの『こぶしの利いた天童節』とはひと味違う『クラシカルな天童』を楽しんでもらえるように頑張ります。コロナ禍からようやく抜け出せそうな今、精一杯歌って、元気をお届けしたいです」
アイルランドの女性ヴォーカルグループ、ケルティック・ウーマンの「You Raise me up」も歌うという。
日々の健康法を尋ねたら「お風呂で湯船にゆったり浸かって、足首の曲げ伸ばしを100回しています。足が軽くなってスッキリします。むくみもなくなりますよ」。
7月14日(日)の高崎芸術劇場に次いで、12月8日(日)には金沢の石川県立音楽堂で開催。来年からは、本数を増やして各地を巡る予定だ。
天童よしみ ヴォイス・ストーリーズ On Classic
~心に染み入る歌を集めて~

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450625(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450625&afid=P66)
7月14日(日) 14:00開演
高崎芸術劇場 大劇場
出演:天童よしみ
演奏:クラシックアンサンブル
(ピアノ/ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ/コントラバス)
予定曲:
朧月夜、浜辺の歌ほか / 日本の愛唱歌「四季メドレー」
ハバネラ オペラ『カルメン』より/ ビゼー
上を向いて歩こう / 坂本九
時の過ぎゆくままに / 沢田研二
I LOVE YOU / 尾崎豊
You Raise Me Up / アイルランド民謡
愛燦燦 / 美空ひばり
昭和かたぎ /天童よしみ
珍島物語 /天童よしみ ほか