
決勝進出は19回目だった。「来期は2班なので、このまま優勝しないで上がったら、また初優勝が遠のくと思っていたところでした。少し気が楽になりましたね」と笑顔を見せた。
心に余裕も出て、「前回は同学年で練習仲間の太田龍希君に『2班の準備としてカマシ、捲りもやってみたら』と言われたので」と、戦法の幅の拡大に挑戦中。準決では捲りを決めて、同期で8Vを挙げていた弓矢輪太郎に勝利した。
初日6Rは突っ張り先行を狙ったが、磯村蓮太に赤板で前に出られてしまった。それでも戸惑うことなく「落ち着いて行けました」と、鐘3角から後位を引き連れながらのカマシ先行で1着。この適応力なら2回目の優勝も遠くないはずだ。
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初日6Rを逃げ切って人気に応えた今井希