
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
阿部力也(37)=宮城・100期・S1=は5月の日本選手権でGⅠ決勝を初めて走った。結果は4着だったが、その後の防府FⅠでは完全Vと波に乗っている。
「前回はラインのおかげ。1着を取らせてもらったという感じです」と、初日特選と決勝で先行してくれた酒井雄多らに感謝。とはいえ、決勝では捲ってきた黒瀬浩太郎を止めつつ追い込むなど、状態は良さそうだ。
連続でのGⅠ決勝に意気込むが、足元を見失ってはいない。「気持ちとしてはまた乗りたいというのはあるけど、まだそんな選手ではない」と実直に鍛錬を積んでいる。
岸和田は、同期の古性優作の誘いもあって冬季移動で練習しているバンク。今回も「岸和田に早めに入って練習した」。慣れ親しんだ走路で決め脚を発揮する。
▼4R(阿部力也) 中野慎詞なら先行もありそう。ライン3車の番手から白星発進へ決め脚を発揮する。3-278-1278、3-7-9。
▼7R(山原さくら) 3場所連続で完全V中。
【6月17日(初日)】全レースの出走メンバーと予想はこちら(朝7時全公開)

岸和田バンクでは冬季移動で練習を重ねてきた阿部力也