【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】猛暑の中でも清水裕友が自らの捲りに納得「宮杯で1着だなんて奇跡」

初戦を捲りで勝利した清水裕友



 昨年大会の清水裕友(30)=山口・105期・SS=は、一次予選の2走を8、4着。何とか西の36位と最下位で二次予選に進出した。
その後準決まで進んだが、大会は未勝利で終わった。

 その前年も初戦7着で迎えた2走目で車体故障。帰郷した。

 今年は違う。2日目3R、山口拳矢と福永大智が鐘4角から先行争い。「もがき合いになったのでその間に行けた」とタイミング良く2角手前で仕掛けた。10秒9の捲りであっという間に前団をのみ込んだ。勝利を飾り、「宮杯で1着なんて奇跡みたいなもの」と喜んだ。

 だが思い直して、「乗り方が良かったので差されなかったと思う。状態面はいい。不安材料はない」と、奇跡ではなく好調だと実感していた。

 夏場に成績を落とすことが多い。
「暑さは苦手。いろいろと対策はやっているが、まだ克服はできていない」。それでもこの猛暑での1勝は、大会にも暑さにも抱いていた苦手意識を変えるターニングポイントになり得る。

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