【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】道産子の松井宏佑 猛暑での再発走アクシデントに負けず連勝


【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】

 松井宏佑(32)=神奈川・113期・S1=の動きが目立っている。初戦だった2日目2Rでは、10秒6の捲り。
自力型SSの岩本俊介もたまらず離れた。

 3日目9Rの2走目も岩本の前でスパート。絡まれたとはいえ岩本をまた離してしまうパワーを発揮して連勝した。

 2走目は再発走となったレースだった。最初の号砲で、9番車の雨谷一樹との接触によって8番車の岡村潤が落車した。岡村と雨谷は検査を経て出走したが、その他の選手は約10分、バンク脇で待たされた。

 「待つ時間も暑かった。汗だくになりました。水も飲めなかったけど、気持ちを切らさず走れてよかった」と集中力を保っての勝利だ。

 北海道出身で、スピードスケートからの転向。「18歳まで北海道にいました。暑さはやはり苦手ですね」と額の汗をぬぐった。


 実家は禅宗のお寺。「お経も基本的なものは読めますよ」。〝心頭を滅却すれば火もまた涼し〟と心を無にして、後半戦の暑さを克服する。

 ▼12R(松井宏佑) 好調な9人の中でも出来の良さ特筆もの。今度は郡司浩平を離してしまうかも。7―136―1356、7―3―8。

 ▼5R(岩津裕介) 河端朋之の先行に乗って追い込む。5―12―123478。

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【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】道産子の松井宏佑 猛暑での再発走アクシデントに負けず連勝

汗を拭きながら報道陣の前に現れる松井宏佑
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