Sランクの60号機を手にした大庭元明
「前節は調整の失敗もあって、だいぶ勝率を落としてしまった」。大庭元明(55)=福岡・73期=が、そのリベンジを期して今節に臨む。
前節はとこなめのGⅢマスターズリーグ。9戦して1勝こそ挙げたが、舟券絡みはそれだけで、あとは全て4着以下の惨敗だった。
しかし今節のエンジンなら、その走りも帳消しにすることができそう。手にしたのは、前節のVエンジンでエース候補の60号機。5月の初下ろしから5節使用して、勝率7.08、2連対率65%というとんでもない数字を誇る。
前検の動きも「HSでは出ていくことはなかったけど、BSでは少し伸びる感じもあった」と、活躍を期待させるには十分なものだった。
「びわこの夏場の調整は少し苦手だけど、いいエンジンだと信じて頑張ります」。今年、大台の2000勝を達成したベテランレーサーが、開幕戦の1R、後半の11Rと荒稼ぎする。