【ボートレース福岡(サマータイム)一般】岡村慶太「年始からの悪い流れを断ちたい」地元Vで自らの梅雨明け宣言だ!

準優10Rをゼロ台のSで逃げ切った岡村慶太


 激しいS合戦を生き残った。5日目10Rで準優1号艇トリオのトップバッターとして登場した岡村慶太(37)=福岡・104期・A1=は、インから0.05という際どいSを踏み込んで押し切り勝ちに成功。
全員がゼロ台に踏み込み6コースの森照夫がFに散る乱戦となったが、スタートラインギリギリの攻防を制して優出一番乗りを果たした。

 機力もこの勝負どころに来てOKサインを出した。「手前の違和感はもうない。回り足に関しては満足している」。伸びに関しては上がいるが、「行き足はいいので、行き足の延長で伸びも大きくはやられない」のであれば心配は無用。岡村の旋回力を十分生かせる仕上がりでV取りへ準備は整った。

 今期(5月~)の現在勝率は6.03と、7点勝率の常連である岡村にしては低め。「このリズムの悪さは今に始まったことではなく今年の始めからなんです」。今年初戦となった若松の正月レースでは優勝戦で他艇の事故のあおりを受けてエンスト失格。2月の大村・九州地区選では準優で見事な絞りまくりを決めながら不良航法の裁定で賞典除外と、うっぷんのたまるレースばかり。だからこそ、自らのリズムを変える劇薬を欲している。

 「ずっと続いているこの悪い流れを早く断ちたい。
そのためには地元での優勝しかないと思うし、ここで一発決めたい」

 加えて前回(昨年11月)は優勝戦1号艇で敗れているとあって、リベンジにも燃えている。「準優はSも勘通りに行けた。チャンスはあると思います」。今節のメインタイトルは山笠特選。山笠が終わると本格的な夏が到来すると言われるだけに、この山笠特選を制して岡村が自らの梅雨明けを宣言する。(森 大輔)

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