【佐世保競輪(ナイター)FⅠ】地元で2度の番手戦を経験した北川大成が逃げ粘り2着「レースの見方が変わった」


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 開幕のA級予選1Rは、支線ラインの北川大成(24)=熊本・119期=が突っ張り先行で2着に奮闘した。鐘3半から4番手の照井力斗が叩いてくると、猛然と合わせて踏んだ。
終3角では完全に出切られてしまったが、それでも番手の小笠原昭太との並走を我慢。直線で踏み勝った。



 「後ろの仲松(勝太)さんが踏むコースをつくれなかった。小笠原さんを持って行きたかったけど、齊藤(健人)さんが捲ってきていて3車並走。さすがに期の一発目(初戦)から失格はしたくなくて」と2着粘走にも申し訳なさそうにしたが、「前回の熊本で学んだことが大きかったし、今回につながっていますね」とうなずいた。



 その熊本では(2、5、1着)。2度の番手戦で収穫を得たという。「レース後にいろいろ人と話をしました。それで打鐘で叩くときのペースや、別線の考え方、番手を回るって意外と大変なことが分かった。あれでレースに対する見方が変わりました。今日、自力でやったことも熊本での経験が生きたと思います」



 5年目の24歳は82点台で停滞しているがタテ脚はもちろん、併走も苦にしないしぶとさがあるなど伸びる素養は十分。「今回いいスタートを切って、成績を上げられるだけ上げたいですね」。
猛暑の佐世保バンクでも笑顔は爽やかだった。▼準決4Rは、ベテラン・加倉正義から作戦を授かり、自力で前々に踏み込む。うまく齊藤英伊須の番手に入り込めれば、4-2=5。

▼12R(須永優太)A級で逃げまくっていた木村佑来の能力を引き出し、本線ラインに一泡吹かせるか。5=4-236。



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初日1R予選で逃げて2着に粘り込んだ北川大成

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