
【ボート王国九州・山口!】
甲子園初白星をゲット。5年ぶり2度目の出場の松田竜馬(41)=福岡・96期・A2=が、2日目7Rでイン逃げに成功。
勝機の大きい1枠でのレースとはいえ、決して楽な構成ではなかっただけに価値は高い。隣の2枠は昨年のグランプリ組の佐藤翼。3枠は伸びのスペシャリスト菅章哉で、しかも3カド。それら脅威を振り切った。
それでも機力は満足とはいかない。「無難な足なので面白みがない」。そこで「思い切ってペラを叩こうかな」と思案中。「もう1号艇はこないし、伸び寄りにできたら…。普段なら回り足がいい方が成績は取れるけど、このクラスでは直線がないと苦しくなるので」
近況は「絶不調なんですよ」と自ら認めるだけに、強敵相手のこの日の白星は何よりの良薬。そこに思い切った調整がハマれば、持ち味のダッシュ力は大いに生きる。
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対戦した元高校球児の佐藤翼(左手前の後ろ姿)と話す元サッカー部の松田竜馬