
帰郷した川井萌と掲げた目標に向かってひた走る柴田百恵
3日目6Rで4カドから豪快にまくって通算99勝目を挙げた柴田百恵(25)=静岡・121期・B1=が、3号艇で登場した11Rも枠番以上の2着を確保。ただ、「あと1勝で(通算)100勝だったので、1着を狙っていました」と節目の勝利には一歩届かず、ちょっぴり悔しさをにじませた。
それでも、ここまで5戦3勝を挙げる充実ぶりで、3日目を終えて得点率は準優1号艇圏内の3位。「まずは(準優に)いい枠で乗れるように」とターゲットを定めた。
「萌ちゃんと、一緒に優出しようって言っていました」。今節は同じ静岡支部の後輩、川井萌が初日のレース中の事故で大けがを負い帰郷。柴田は、「本人はつらいと思う。その分しっかり頑張らないといけない」と並々ならぬ思いで臨んでいる。
「萌ちゃんはきっと強くなって復帰すると思います。復帰するまでの間、私も負けないように頑張ります」。一人になっても、優出は絶対ノルマ。後輩の思いも背負ってその目標まで駆け抜ける。