
【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
予選突破へ2着が絶対条件だった中村桃佳(32)=香川・114期・B1=は、予選ラストを枠なりの5コースから差して快勝。不良航法による初日の減点をはねのけて、最高の形で勝負駆けに成功した。
オール3連対の力走を支えた相棒も本格化。「回った後から行き足、伸びへのつながりが良かったですね。好きな感じになりました」と胸を張った。
2度目の産休から1年5カ月ぶりに実戦復帰してまもなく半年。「チグハグです。取りこぼしもあるのでまだまだです」。復帰後、既に2度の優出があるものの、その足取りには決して満足していない。「旋回のスピードもないし、調整力ももう少しつけないと」
ただ、悲観の色はまったくなく「今は土台作りと思ってやっています。今取り組んでいることが、3年後に結果になればなと思っています」。デビューからわずか3年で、SGの舞台に立ったかつてのスピードスターが見据えるのはもっと先だ。力を蓄えて、再びその大舞台に返り咲く日を楽しみに待ちたい。
▼10R 中村が6号艇に座る。
▼2R 3日目に水神祭を挙げた伊藤栞が、インからデビュー2勝目を手にする。1-23-234。
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勝負駆けに成功し準優入りを決めた中村桃佳